コクヨは8月21日、受験勉強にスマホをどう使うかについて、東大合格者のインフルエンサーと現役大学生が討論するWeb動画「受験勉強にスマホは敵?味方?」を配信した。動画の配信にあわせて、8月30日までのXキャンペーンも実施する。
企画の背景にあるのは、デジタルネイティブな令和の学生の間で、スマホを活用しながら勉強する「スマ勉」人口が増加していること。動画内では、東大合格者インフルエンサーと現役大学生が、「受験勉強にスマホは敵派チーム」と「受験勉強にスマホは味方派チーム」に分かれて討論した。
動画は、「学力アップ」「タイパ(タイムパフォーマンス)」「モチベーション」の3部構成となっている。
今回の企画意図について、コクヨ グローバルステーショナリー事業本部の佐藤祐子氏は「共通テスト150日前の2学期を迎えるこのタイミングで、改めて自分の勉強方法について考えてもらえる企画にしたいと思っていた」と話す。
「デジタルツールであるスマホは誘惑が多く、勉強の妨げになると考えられてきましたが、近年、勉強アプリやノート共有ツールなどを積極的に使う学生が増えるなど、その認識は変化してきました。一方、アナログの文具が記憶の定着に効果的であることや、手を動かすことにともなう脳への刺激なども、まだまだ学習の場面で有効だと考えられています。
そういったトピックについて対立構造で議論することで、デジタルとアナログそれぞれの良さを引き立たせることができるのでは思い、本企画が始まりました。インパクトを持って世の中に投げかけるため、動画の形式はそれぞれが本音をぶつけ合う討論形式を採用。近年SNSやテレビなどでもよく目にする『ディベート対決』のような見せ方であれば、消費者の親近感や共感を呼びやすいと考えました」(佐藤氏)。
また、受験コンテンツは年末や年明けといったタイミングでの公開が多いが、今回の動画は受験本番まで150日ある8月に配信。受験テストに近い12月や1月では、勉強法を見直して新たな文具を試したり新しい学習アプリを試したりする余裕がないため、このタイミングが文具メーカー・コクヨにとってベストだと考えた。
Xキャンペーンでは、スマホが勉強にとって敵か味方かを投稿してもらい、学生が勉強の仕方を改めて見つめ直す機会創出を狙う。抽選で10名には、ルーズリーフやマーカー、ペンケースなどが入った「デジタルもアナログも使いこなして、勉強を頑張ろう【スマ勉キット】」を配布する。
「キャンペーンには学生のみならず、もうすっかり大人になった方にも、現在自分が受験生だったら? と考え、議論に参加していただきたいと考えています。世の中のみんなが一緒に議論することで、アナログ、デジタル両方の良さを再発見できるのではないでしょうか」(佐藤氏)。
「デジタルもアナログも使いこなして、勉強を頑張ろう【スマ勉キット】」。