好きなアーティストの売り出し方を業務に活かす(広報担当者の情報インプット術)

広報担当者は日々どのように情報感度を高めているのでしょうか。月刊『広報会議』の連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」に登場する、個人SNSを活用する広報の皆さんに、情報収集のポイントや参考になったコンテンツなどについて聞きました。

Q1. 広報として日々の情報収集で意識していることを教えてください

他社の広報さんとのつながりから、随時情報収集するように心がけています。

当社では「広報交流会」という他社の広報さんからノウハウを学び、横のつながりをつくることを目的としたイベントを月一回実施しており、そこで知り合いとなった方からSNSを通じて知識を吸収しています。また、他社交流会などにも参加して勉強しています。

ほかにも、今どういったものが世間では注目されているのかなどを知ることも大切だと考えているため、自主的に他社がどういう広報活動をしているのか調べるといったことにも取り組んでいます。

Q2. 広報として勉強になったコンテンツはありますか?

「広報として」というよりかはマーケティング寄りになってしまうかもしれませんが、好きな芸能人の売り出し方から学ぶことが多いです。

例えば、私はSMAPとQUEENが好きなのですが、SMAPのデビュー時はアイドルが一番輝く舞台である歌番組が減少していたそうです。そこで、バラエティー番組に活路を見出し、そこに全力で挑んで力をつけ、結果的にアイドルがバラエティー番組を持つという先駆者となっているという話を知りました。

また、QUEENは映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも描かれているのですが、アルバムをつくる際に、限界を決めず様々な楽器やアイテムを使って、多くの音を録音し、ひとりの歌声をいくつかパターンを変えて録音してそれらを重ねて音づくりをしていました。

これらの事例は、私自身も既定のやり方を参考にしつつ、自分なりのオリジナリティを出して広報業務をやっていこうと心がけるきっかけになりました。

――連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」は、月刊『広報会議』本誌にて掲載しています。

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