商品価値の可視化 LEDで緻密なAI制御を視覚化する電気シェーバー、パナソニック

写真 商品 オレンジと白の光でAIによる自動制御を視覚化する「ラムダッシュPRO 6枚刃」(ES-L690U)

オレンジと白の光でAIによる自動制御を視覚化する「ラムダッシュPRO 6枚刃」(ES-L690U)

シェーバー市場は、コロナ影響の落ち込み以降徐々に回復傾向にあり、2023年度は前年比122%に成長。その中で「ラムダッシュ」シリーズは、フラッグシップライン「ラムダッシュPRO」に、「ラムダッシュ パームイン」を加えてラインアップを拡大。新感覚シェービングを提案する「ラムダッシュ パームイン」と、技術や伝統に裏付けされた機能美を追求する「ラムダッシュ PRO」で異なるニーズに対応しており、パナソニックシェーバー全体における「ラムダッシュ」シリーズの販売構成比は8割以上を占める。

2023年9月に発売した「ラムダッシュ パームイン」は、2024年4月に国内累計販売台数10万台を突破するなど好調に推移している。これまでにないデザイン性にこだわることで、新しいものを求めるユーザーの感性に訴えかけ、電気シェーバーの非ユーザーの獲得につながったとしている。従来の電気シェーバーと比べて女性の購入比率が高い点も特長で、デザイン性の高さや置き場に困らないメリットなどからプレゼントとしての需要も高い。

「ラムダッシュ パームイン」の成功要因の1つは洗練されたデザイン性で「所有欲」を掻き立てたことだという。部屋に飾っているだけでも満足感を得られるデザインが新規ユーザーの獲得につながったとしており、「6枚刃」も高級感のあるデザインとフラグシップならではの機能性を武器に所有欲を満たす考えだ。

「ラムダッシュ パームイン」が「ナチュラルな世界観」を強調する一方で、2021年から登場した「6枚刃」は「クラフトブラック」カラーによる「黒の世界観」で重厚感を演出。2020年までのフラグシップ機種のイメージカラーは「シルバー」が多かったが、6枚刃となった新たなラムダッシュを訴求するため、2021年から黒を基調としたカラーリングに変化したという。新機種はナビLEDのオレンジと白の光がコントラストとなり、より黒の世界観を引き立てている。

「ラムダッシュPRO 6枚刃」はパームインシェーバーと異なり、電気シェーバーにこだわりがあるユーザーがターゲットで、主に40~60代で金銭的な余裕のある客層を想定。雑誌やWebのバナー広告、タクシー広告などの媒体でターゲット層にアプローチすることを検討している。

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