2019年の第4回「宣伝会議賞」中高生部門から協賛企業として参加している東洋学園大学が、宣伝会議とのコラボレーション企画として「TOGAKUコピージアム 2024」を開催している。
中高生のまっすぐなコピーを通して、「言葉」に触れてほしい
2019年から6回連続で「宣伝会議賞」中高生部門に協賛してきた東洋学園大学。初年度には、「都心にキャンパスがある東洋学園大学の魅力を伝えるキャッチフレーズ」を募集した。東京都文京区に立地する同大学。「宣伝会議賞」を通して全国の中高生に大学のことを知ってもらい、理解まで結びつけてほしいとの思いから協賛に至ったと、入試広報センター・広報室の相川徹人氏は振り返る。
「2年目はコロナ禍の真っただ中で、中高生が様々な場面で我慢を強いられている状況でした。それ以降、自分と向き合うことの大切さや、自己肯定感を高めることに焦点を当てたテーマを設定するようにしています」(相川氏)。
昨年度の募集テーマは「『失敗すること』が好きになるキャッチフレーズ」だ。同大学では、2022年より宣伝会議賞の優秀作品を校舎内で展示する企画展を実施。今年は「キューブ」をモチーフとし、視覚的にも、経験を積み重ねいくことが大切であることを表現した。
作品は本郷キャンパス1号館の1階エントランスと、2 ~ 5階のエスカレーターの踊り場に展示されている。例えば「常に登り続けてほしい」という想いから、登り側の踊り場のみに掲示するという工夫もある。
いずれも同校のほぼすべての学生が日々行き来する場所。相川氏は「毎日作品を目にすることで、コピーライティングやキャッチフレーズそのものの面白さにも気付いてほしい」と話す。