「江戸川区をダンスの聖地に」LDH JAPANと江戸川区、W TOKYOが「包括連携」締結式を実施

LDH JAPANと江戸川区、W TOKYOは8月27日、「包括連携協定締結式」記者発表会を江戸川区役所で開催した。三者の強みを活かし、共生社会の実現や情報発信・魅力発信、文化・芸術・スポーツ関連施策の推進を図っていく。

江戸川区は、令和4年度に2100年までに目指す姿をまとめた長期計画「2100年の江戸川区(共生社会ビジョン)」を、令和5年度には同計画の実現に向けた対応策をまとめた「アクションプラン」を策定。今後予測される、区人口の減少の解決を目指し、皆が住み続けたいと思える「ともに生きるまち」の実現を推進している。

こうした中、2020年10月に、W TOKYOとSDGsの普及促進や共生社会の実現などを目指した連携協定を締結。一方、W TOKYO はLDH JAPANと2022年11月にパートナーシップを組み、W TOKYO 開催のTGC(東京ガールズコレクション)を活用しながら「ダンスなどエンタテインメントを通じてSDGs推進を目指すプロジェクト」を展開してきた。

記者発表会には、江戸川の斉藤猛 区長とLDH JAPAN のHIRO 代表取締役会長兼社長CEO兼COO 、W TOKYOの村上範義 代表取締役が登壇。協定内容や今後の取り組みを語った。

斉藤区長は、今回の提携を「区民の福祉の向上や、今後の高齢化社会を考えた時、エンタテインメントの力が必ず必要になる」とし、エンタテインメントで地方創生を推進してきた両者の力が必要不可欠だとコメント。今後は子どもから高齢者まで三世代で行う運動会「さわやか体育祭」(10月開催予定)でのダンスワークショップ実施が決まっており、区の魅力の発信活動にも注力していくという。

江戸川区の斉藤猛区長

LDH JAPANのHIRO CEO兼COOは、同社について、昨年の創⽴20周年を機に「Circle of Dreams」を企業パーパスに掲げ、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいると説明。「エンタテインメントを通じて江⼾川区の皆様に心の底から喜んでいただき、⼦どもたちの夢を応援していきたい」と思いを述べた。

LDH JAPANのHIRO CEO兼COO

またW TOKYO村上代表取締役は「それぞれの強みを活かし、江戸川区の更なる魅力発信や、区民の皆様に喜んでもらえるような取り組みを行ってきたい」と意気込んだ。

W TOKYOの村上範義 代表取締役

斉藤区長が「ダンス講習会など、地域の公園も様々な形で活用できないか検討したい」というと、具体的な活用方法についてHIRO CEO兼COOは「公園は自分の体がガラスに映ったり、屋根があったり、床が踊りやすかったりすると、自然とダンサーが集まってくる」とし、「江戸川区といえばダンスの聖地だ!と言えるような、未来につながる場所にしていきたい」と展望を語った。

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