マネーフォワードは9月1日の「防災の日」に合わせて、災害時に役立つお金の備えについて学べる「お金の防災 かんたんチェックシート」を公開した。被災後の避難生活や生活再建において必要な「お金」の備えを分かりやすくまとめている。
近年、地震や風水害などの災害が頻発・甚大化し、防災意識が高まっている。一方で防災時の自分自身や家族などを守るために自ら行う取り組みを指す「自助」については頭うち傾向にあり、内閣が発行した『令和6年版 防災白書』でも「自助」に着手する“きっかけ”づくりの必要性が指摘されている。
そこで「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をMissionに掲げるマネーフォワードは、「家計(お金)」から備えることで防災を考える“きっかけ”としてもらうべく「チェックシート」を制作した。
「チェックシート」では、すぐに取り組めることを中心に、被災後の避難生活や生活再建にむけて必要になる「お金」について、3つのステップに分けて紹介。災害時にどのようなお金の不安や課題が発生するかを解説している。
「被災直後〜1週間」と「被災1週間〜数ヶ月」をそれぞれ過ごすために必要な「お金」、また「知っておくと安心のお金に関する防災知識」を紹介し、災害を想定した準備の重要性を伝えている。
被災後の避難生活や生活再建にむけて必要になる「お金」について、3ステップで紹介。「生活防衛費の準備」、「災害時の補償内容」や「災害時に受けられる支援」の確認など、有事にならない限り意識する機会が少ない「お金への備え」をまとめている。
チェックシートの監修を担ったNext Solutionファイナンシャルプランナーの細田 健二氏は「災害大国といわれる日本では防災意識は高まっているが、『お金の防災』は意外と見落とされがち」と警鐘しつつ、「被災時に必要な現金の備えや生活防衛費の準備は、災害後の生活を安定させるために非常に重要です。『お金』の観点でも備えを見直し、自身や家族の安全と安心の両方で防災を考えるきっかけづくりに活用ください」とコメントした。