JR東日本「オフピーク定期券」15%割安に、佐野勇斗起用のOOHやテレビCMも

東日本旅客鉄道は、2024年10月1日発売以降の「オフピーク定期券」を通常の通勤定期券より約15%割安に値下げすると発表した。同時に俳優の佐野勇斗を起用したOOHの掲出や CMの放映など、「アリかも!?オフピーク定期券」をキャッチコピーとした周知・利用促進施策に注力していく。

周知施策「アリかも!?オフピーク定期券」のキービジュアル

「オフピーク定期券」は、東日本旅客鉄道が通勤時間帯の混雑緩和を図り、2023年3月に発売した「Suica通勤定期券」。平日朝の「ピーク時間帯」以外に利用でき、「ピーク時間帯」は路線によって異なる。各路線の「ピーク時間帯」は同社の専用ページから確認可能で、例えば「新宿駅」は7:30~9:00に設定されている。

発売当初は通常の通勤定期券より約10%割安価格としていたが、さらに多くの顧客の利用を促すため、値下げした形だ。

「アリかも!?オフピーク定期券」を掲げた周知・利用促進施策では、渋谷駅や池袋駅などへのOOHの掲出に加え、9月16日から山手線トレインチャンネルや、首都圏の主な駅のデジタルサイネージでプロモーション動画を放映。9月14日からは首都圏エリアでテレビCMも放映予定だ。

OOHの掲出イメージ

動画は「時差通勤がOKなのに、周囲を気にして踏み出せない社員のリアルな心情を、『オフピーク定期券』を買った上司と部下である佐野とのコミカルな掛け合い」で描いている。「『オフピーク定期券』アリかも⁉」と感じられる演出にこだわったという。

これに先駆け9月5日には、「オフピーク定期券」のウェブサイトをリニューアルし、今回の動画や撮影の様子を追加していく。

JR東日本はこのほか、出勤・帰宅時の利用駅での買い物後に「オフピーク定期券」を見せると、抽選で「JRE POINT」が当たるなど、同定期券の利用を促す多様な特典を展開している。

同社は「オフピーク定期券」の普及を通じ、企業の働き方改革を後押ししてウェルビーイングな社会を目指していく方針だ。

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