関西・近畿エリアでブランド認知拡大 阪神とのコラボで「金沢カレー」の味を伝える、ゴーゴーカレー 

「虎」と「ゴリラ」が印象的なコラボパッケージ

ゴーゴーカレーグループは阪神タイガースとのコラボパッケージのレトルトカレー「タイガース&ゴリラ」を8月20日に発売した。ゴーゴーカレーがプロ野球球団とコラボするのは今回が初。阪神タイガースの膝元である関西・近畿エリアではゴーゴーカレーの実店舗が少なく、コラボを通じてブランド認知の拡大に期待を寄せる。数量限定販売で、ゴーゴーカレー公式通販や関西のスーパー、ドラッグストアなどで扱う。

実データ グラフィック 阪神タイガースとのコラボパッケージのレトルトカレー「タイガース&ゴリラ」

阪神タイガースとのコラボパッケージのレトルトカレー「タイガース&ゴリラ」

中味は通常販売している中辛カレーと同じ。パッケージのデザインは、阪神タイガースとゴーゴーカレーのそれぞれのブランドキャラクターを中央に配置し、印象的に映るように工夫した。阪神タイガースの印象的な黄色と黒の球団旗を背景に、パッケージ全体から迫力がでるように表現。商品名は「タイガース&ゴリラ」とシンプルに力強く筆書き風にすることで、今回のコラボレーションの意気込みをストレートに表しているという。

4月に東京ビッグサイト(東京・江東区)で開催された中食・外食業界の専門展「ファベックス2024」に出展したことがコラボのきっかけ。阪神タイガースの担当者とお互いのブランドカラーが黄色であること、それぞれのブランドキャラクターが「虎」と「ゴリラ」で似通った点があることから意気投合。そこからコラボレーション企画に至ったという。

スポーツチームとのコラボレーションについて、商品事業本部グループリーダーの漆川洋一氏は「ゴーゴーカレーが掲げる『カレーは元気の源!』のスローガンとも合致し、スポーツをする人も応援する人も元気づけられる効果があると考えた」と話す。 今後も相乗効果が狙えるようなコラボレーションの機会を模索していく考えだ。

漆川氏は「特に大阪はスパイスカレーの聖地と言われているので、カレーファンにゴーゴーカレーのクセになる味を知ってもらいたい」と意気込みを語った。

ゴーゴーカレーはこれまでも、「金沢ゴーゴーカレースタジアム」の命名権の取得や金沢マラソンのスポンサーシップなどでスポーツを支援。石川県のスポーツ大使で東京パラリンピックボッチャ銀メダリストの田中恵子選手、ランプオペレーターで母親の田中孝子氏(いずれもゴーゴーカレーグループ所属)、盲ろうトライアスリートの中田鈴子選手などの活動も応援してきた。

同社は2003年に創業し、2004年に1号店を東京・新宿でオープン。「金沢カレーブーム」の火付け役となった。金沢市発祥の「金沢カレー」は、濃厚で甘みのある黒いルーや付け合わせのキャベツなどが特長だ。

2005年に金沢本店、2007年に海外初進出となる米ニューヨークのタイムズスクエアに出店。2017年から事業承継型M&Aに力を入れ、金沢の老舗インドカレー店「ホットハウス」や19年に金沢カレーの元祖「ターバンカレー」の運営を引き継ぐ。2023年1月に本社を東京から金沢に移転。3月に大手IT企業出身の西畑誠氏がCEO兼代表取締役社長に就任した。

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