SNSで流行の「オノマトペ」で訴求 顧客の共感を呼ぶヘアケア新商品、コーセーコスメポート

若年層の「無加工主義」にも応える

コーセーコスメポートは、ヘアケアブランド「サロンスタイル ビオリス」の新シリーズ「ビオリス ピュアレタッチ」を8月21日に発売した。20~40代の女性をメインターゲットに想定。髪の悩みを解決するシャンプーは多数存在する中、 今回のビオリスはSNSを中心に使用されている髪の仕上がりや悩みを表現する「オノマトペ」(擬音語や擬態語)を用いて訴求することで、顧客が共感しやすくする工夫を凝らしている。

髪悩みによって選べる「ビオリス ピュアレタッチ」

日本人女性の髪に対する悩みについて調査を行ったところ54.2%が「ダメージ・パサつき」について悩んでいることが分かった。ほか「うねり・ゆがみ」「ボリュームのなさ」に関する悩みも多く、約7割の女性が、3つのうちいずれか、もしくは複数の髪悩みを抱えている。

新商品は髪質が悪く見える「ぱや毛」「うね毛」「ぺた毛」の3つの原因に着目。「ぱや毛」とは、ダメージを受けてかたくなり、髪の中間部分で切れて表面で「ぱやぱや」と浮いてしまっている短い毛。髪のダメージ症状のことは、髪が「ぱさぱさ」する、「ゴワゴワ」するなど、オノマトペで表現されることが多く、最近では、新たにダメージを抱えている髪のことを髪が「ぱやぱや」するとSNSを中心に表現されているという。

「ぱや毛」をイメージできるかという質問に対し、全体では42%の人が「イメージできる」と回答。うち10代では72%がイメージできると回答し、そのほかの年代においても約4割がイメージできると回答している。

そこで「ビオリス ピュアレタッチ」は「ぱや毛」「うね毛」「ぺた毛」の悩みに対応した3種類のラインナップ「ぱやとぅやライン」「うねさぁらライン」「ぺたふぅわライン」を用意。最近では若者を中心に、「飾らない自然な美しさ」を求める「無加工主義」が増えている背景も踏まえ、自然の力でツヤのある髪に仕上がることを特長としている。「ビオリス ピュアレタッチ」はシャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアマスクなど11品目17品種を展開する。

「ぱやとぅや」「うねさぁら」「ぺたふぅわ」といった「オノマトペ」で、同社は「 より共感しやすく、自分事化してもらえる」と狙いを強調。全国のドラッグストア、スーパーマーケット、ホームセンターなど、業態を問わず販売し、幅広い客層に訴求する考えだ。テレビCMのほか、デジタル媒体でも多数の宣伝広告を実施する方針を掲げる。

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