プロダクションに必要なのは、リスペクトから始まるホスピタリティ

公開日2024.9.3

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2018年の設立以来、一貫して「いいもの」を追求し、話題のCMを数多く手がけるKEY pro。プロダクションとして現場を円滑に進行し、質の高い制作を実現するために大事にしてきたこととは。

KEY proのメンバー。

ホスピタリティの先にあるもの

「プロとプロをつなぐプロ」として、常にプロダクション業界の未来を考えながら、ハイクオリティなCM を数多く制作してきたKEY pro(キープロ)。2024年には設立から6年目を迎えた。

CEO ／プロデューサーの城殿裕樹さんは、改めて「プロダクションにはホスピタリティが大事」と話す。「私たちプロダクションは多くのクライアントやエージェンシー、そして、スタッフとの対話が必要です。そこを繋ぐプロとして、常にコミュニケーション力を磨く必要がある。テクニカルな部分というより、相手の立場に寄り添い、『こうしてほしい』という気持ちの部分を汲み取ることが大事です」。

その取り組みのひとつとして城殿さんが挙げたのが、撮影現場で出す「３時のおやつ」だ。「撮影現場は、今まで築き上げてきた多くの人たちが一同に集まる場所。いかに円滑に進行するかが腕の見せどころです。KEY pro では必ず午後3 時に全員が喜ぶような差し入れを出しています。とても些細なことですが、現場の雰囲気が大きく変わります。今までの多くの努力に対する労いや、少しでもいいものを生み出すための雰囲気づくりこそが私が追求するホスピタリティ。これはあくまで一例ですが、相手に対してリスペクトがあるからこそ、自然にできる。そんなホスピタリティを常に相手に発揮することで、いいものがつくれると信じています」。

スタッフ全員が主体的に仕事に取り組み、「楽しむ」という姿勢も忘れない。「プロダクションとして、私たちもあらゆる現場を“楽しむ”ということを意識しています。嫌々サービスをしていても、それはホスピタリティとはいえません。本当に相手のことを大事に思うことで、『ありがとう』という言葉をいただくことができます。それが私たちの喜びです。その積み重ねが映像のクオリティの向上に繋がり、映像制作に関わる全ての人たちが幸せになるというのが理想です」。