「SNSネイティブ」の信頼獲得 「X」コメントを引用した新CM、栗山米菓

イメージ 「東急田園都市線渋谷駅」で掲出したOOH広告

「東急田園都市線渋谷駅」で掲出したOOH広告

プロモーションを担った電通東日本の担当者は「これらを活用することそのものがまさに『瀬戸しお』らしさでもあり、商品力を強く証明するものだと思った」と狙いを話した。これまで以上の信頼獲得につなげるほか、間の抜けた空気感や生活感などから、より気軽で身近な商品に感じてもらいたい考えだ。「食べたことのある人に対しても、好きなものが評価される『うれしみ』のような気持ちの醸成も狙った」という。

CM放送開始と同時にOOH広告も出稿した。9月2~8日に「JR新宿駅東口ツインシート」「東急田園都市線渋谷駅ビッグ20」、9月4~11日に東急線の主要10駅「渋谷(東横線)」「渋谷(田園都市線)」「横浜」「二子玉」「自由が丘」「日吉」「三軒茶屋」「中央林間」「溝の口」「目黒」で掲出。渋谷・新宿エリアを中心にデジタルサイネージ広告も掲出する。話題化を加速させる狙いで、SNSネイティブが集まるほか、平日・休日問わずに人流が期待できるエリアに焦点を絞ったとしている。

OOH広告では、面いっぱいに置かれた瀬戸しおと、「X」上で呟かれたコメントを共に掲出し、通行者の目を引く。「一度見れば、瀬戸しおがどんなお菓子なのか気になってしまうキャッチーなデザイン」にしたという。本当にあった投稿を活用しているので、実際にXでつぶやきを探す楽しみ方も想定している。

広告デザインにおいては、同社が商品を薦めるような表現にならないように意識したという。電通東日本の担当者は「『うまい』と過度にいいすぎるCMや広告は既視感にあふれている。むしろ『うまいらしい』という芯をくわない人ごとのような文体のほうが、いまの時代を考えると逆に信頼できるのではないかと考えた」と話した。今回は売上に直結することに重きを置き、ビジュアルはタレントやコンテンツに頼らず、「瀬戸しお」を主役に置いたという。

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