いすゞ自動車「だれでもトラックELFmio/スマホで簡単」篇(30秒)
「だれでもトラック」という愛称や、いかにも宅配便で来そうな男性やトラック野郎ではなく、普通免許を象徴するような女性(本田翼)を起用することで、そういった「知らなかった社長」に「だれでも乗れるのです」と教えてくれます。そういう意味では直球なCMですが、これも「え!そうだったの?」というサプライズ(気づき)と「ならばうちの鈴木君でも運転できるじゃないか」という共感(自分ゴト)がアクションにつながっていきます。直球ですが直球が正解だと思います。
消費者にメリットのある情報を直球で投げる
こと自動車の制度というものは、日々変化しています。例えば古くは「エコカー減税」や少し前では「サポカー補助金」など、消費者にメリットのある税制などが頻繁に変更されます(増税もありますが)。こう書いてもその制度を思い出せる方は少ないと思いますし、実際複雑です。
そういう時はいかにわかりやすく、お茶の間や中小企業の社長が「わたしが買おうと思っているクルマは対象なのか?」に答えることが大事だったりしますし、それそのものがプロモーションにつながります。
前回メーカーと販売店の思惑の違いという話も書きましたが、今回のこういった規制対応はある意味メーカーと販売店の思惑が一致し、消費者にメリットのある宣材(情報)を直球で投げるタイプのCMでもあります。
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