【対談】サントリーに学ぶ、企業SNS運用の目的とKPI設計、体制づくり

予算確保のためには社内啓蒙が重要

武内:予算確保の考え方についてもお伺いしたいです。SNS施策を展開していくため、SNS施策の価値を社内の方々に伝えていく必要があるかと思いますが、社内ではどんな取り組みをされていますか?

黒岩:私は主にオーガニックの投稿を担当していますが、どこまで運用を行うべきかの議論は社内でよく挙がります。単純にインプレッションを増やしたいだけであれば広告の方が早いという発想もあるので、オーガニック投稿の反応の方がインプレッションの質が高いという啓蒙を社内で継続的に行っています。

武内:定量化できる分、広告の方が数字が大きく見える点は、社内コミュニケーションを行う上で気をつけねばならないポイントですね。

安定的な運用体制を構築し質を高める

武内:サントリーのXアカウントで、オーガニック投稿の質を高めていくための体制についてもお伺いしたいです。

黒岩:SNS運用では1つの投稿を作成して投稿するまでに、様々な定型業務が投稿件数の分だけ発生します。自部署の定型業務については、社内で体制を確立しているものと、外部のパートナー企業などにお願いしているものの2種類に分けて管理、実行しています。NAVICUSにもレギュラーで発生する業務を一部委託している状況になります。SNSの専門家ですのでコミュニケーション負荷も少なく、全般的にスムーズに業務を実施していただき大変助かっています。

武内:ありがとうございます。安定した運用を行っていくためには、外部のパートナーも含めた体制づくりを検討する必要がありますね。実際に成果があった具体的な施策例や今後の展望についてもお伺いしていきたいです。

対談の後編では、これまで実施した施策のポイントや今後の展望についてお伝えします。9月26日の公開をお楽しみに!

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武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)
武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

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