意外な活用のされ方も「メントス」オリジナルキャップのプロダクトデザイン

公開日2024.9.12

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クラシエフーズ販売は7月16日から同29日まで、一部コンビニエンスストアの店頭限定で、「メントス」に装着するオリジナルアイテム「メントスキャップ」をプレゼントするキャンペーンを実施した（現在は終了）。

デザインは犬型と猫型の2種類で、各3色ずつ用意した。上半身と下半身をそれぞれメントスの両側に装着することで、食べかけの状態でもタブレットが散らばらずに、最後まで衛生的に食べられるようになっている。

企画とプロダクトデザインを手がけたのは、シブヤデザインスタジオのプロダクトデザイナー渋谷哲男さん。「若年層をターゲットにしたメントスの店頭キャンペーンでの景品を考えたい、とお話をいただきました。キャップというアイデアは、その独特の形状から割とすぐに思いつきましたね。そこからどんな形がいいかと打ち合わせを進める中で、動物という案が出ました」。

動物型にすることで、メントスを食べ進める過程で胴体が徐々に短くなっていく様子も楽しんでもらえる。また四本足のパーツでメントスを浮かせてデスクなどに飾ることもできるため、普段はカバンやポケットに入れている菓子を、人の目の付くところに置いてもらえると考えた。

動物の中でも今回犬型と猫型を選択したのは、「やはり飼っている人も多く、愛着を感じてくれる人も多いと考えたため」と渋谷さん。

また、プロダクトデザインの過程でのハードルをこう振り返る。「動物の愛らしさと、キャップとしての機能性を両立させるのに苦労しましたね。顔はやや下膨れでのんびりとした可愛らしい表情を表現するために、工場の方と何度もやりとりをしました。また身体の部分は、犬と猫とで足やしっぽの形状も変えて、それぞれのらしさを出しつつ、安定感のあるつくりにしています」。

キャンペーンは開始直後から特に犬や猫を飼っている人々を中心にSNSで大きな盛り上がりを見せた。購入者が独自にリップクリームなど、メントスの形状と似たものを挟んで楽しむなど、多様な活用方法も展開されていたという。「第二弾はまだ検討中。次なる動物を探しているところです（笑）」。