累計出荷数600万個突破  「3Sサイクル」が奏功した「ビオレZero シート」、花王

パース・イメージ 商品・製品 「ビオレZero シート」

「さらさら感」が長時間持続する「ビオレZero シート」

商品の魅力を伝えるため、「使用場面(Scene)」を重視。 梅雨時期の6月には全国の主要都市で体験イベントを実施するなど、同商品を使用した際の「さらさら感」を体験できる場の提供に力を入れた。
 
SNSにおいては、同商品を使用した際の反響が象徴的に広がるような環境づくりを徹底。インフルエンサーとタイアップする際には、可能な限り対面でのオリエンテーションを実施し、同商品を実際に使ってもらうことで、その驚きを熱量を持って発信してもらったという。

「Store(店頭)」では、流通各社のバイヤーに早い段階から試作品を使ってもらうことで、店頭における好ロケーションを獲得することができたという。小林氏は「この3つの『S』をつなぎ、回していく、『3Sサイクル』という考え方で、感動体験を世の中に広げてきた」と話した。

サンプリングイベント「ビオレZero さらさらFitting Spot」では、使用感や香りの好みにあわせて選べる「ビオレZero シート」5タイプを自由に試用体験できるブースを設置するほか、「ビオレZero お風呂で使う汗ケアローション」(約8回分のお試しサイズ)を来場者に配布する。

今年は残暑が厳しいとの予報を受けて企画したイベント。実際の体験やサンプリングを通じて、同商品の継続的な利用につなげるほか、厳しい残暑を象徴するイベントとして話題化することで同商品への興味関心を高める狙いだ。

イベントには、マーケティング担当者だけでなく、研究員やPR・広告・販売部門の担当者など、ブランドに関わる多くの同社スタッフが立ち合う。参加者の反応を、商品開発や広告、販売活動などで生かしていく。

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