ポートランドの街中の再現のような空間づくり
ポートランドはまちの中にも緑や憩いのスペースがたくさんあることが特徴です。またウォーカブルで、自転車でも走りやすいことも知られています。住宅街には、徒歩15分圏内に必ず公園があり、そこで、ポットラックや人々がコミュニティ活動をしている様子もよく見られます。
空港にはそのポートランドのまちを再現しようとつくられたスポットがたくさんあります。
まず、空港の至る所に木が生えています。植物が生えています。なんで木が?と思うぐらい、大きな木が生えています。インドアでも生きられる木を選んだそうですが、これはどこまで育つのでしょうか……。
また、謎のベンチなのか階段なのかよくわからないスポット。これがまた公園にいるかのような感覚に陥り、長居をしたくなるんですよね。子どもたちをはじめ、ここは一番の人気スポットになることを予感させます。いろんな人が座ってくつろいでいました。
先日、家族を迎えに行った友人曰く「ここに座っていると到着する人の顔がよく見える」らしいので、おそらく到着ロビーの役割を果たしているのでしょう。
あとミュージシャンが演奏していたり。
噂では空港内にリャマが時々出現するそうです(笑)。旅する人のためのエモーショナルサポートのためだとか。残念ながらこの日は出会えませんでした。ABCニュースのYouTubeで、その様子が確認できます。
そしてセキュリティチェックの手前には、映像が変化するウォールがあります。ここにはオレゴンとポートランドのアーティストによって手がけられており、オレゴンに関連する作品が流されているとか。
空港内を巡回している警察官は、なぜか自転車を引いています。ポートランドは市内に自転車専用レーンが東西南北に張り巡らされていて、自転車フレンドリーなまちとしても知られています。だからでしょうか……。
いかがでしたでしょうか?今回はここまで。ざっと、空港内を見まわって要所や気になったところを紹介してみました。オレゴンの自然と歴史、アート、カルチャーなどが垣間見える空港となっています。次回も引き続き、空港の内部をレポートしていきたいと思います。