エモーショナルな世界観で若年層に訴求 SNSで話題化狙う「クラゲグミ」、カンロ

人気品種「アカクラゲ」をイメージした第2弾発売

カンロは、海を漂うクラゲをイメージした「シークラゲグミ アカクラゲ」を8月27日に発売した。カンロの複合型オウンドメディア「Kanro POCKeT」で販売。近年の販売傾向から、エモーショナルな世界観の飴やグミの需要が高いことが分かっており、20代女性をメインターゲットとしている。

様々な食感、色、形など、既成の商品概念に捉われないキャンディの魅力を表現した「アメージングカンロ」シリーズを展開しており、2023年7月に「シークラゲグミ」を発売。「シークラゲグミ」の購入者層はオンラインストアと同様に30~40代だが、ストア全体と比較して20代女性が多いという。アンケート結果では、クラゲが好きだという購入者も多く、商品の世界観が受け入れられた形だ。SNS上では、ゲームやアニメが好きな人からの投稿も目立ち、サブカルチャーとの親和性も高いとみている。

実データ グラフィック 「シークラゲグミ」シリーズ

エモーショナルな世界観を訴求する「シークラゲグミ」シリーズ

「シークラゲグミ」の初回生産分は4か月で売り切り、想定よりも早いペースでの完売となった。以降も安定的な実績を残しており、特に夏場にかけて実績が伸びやすい傾向にあるという。

「異なる品種のクラゲグミが欲しい」という要望が多く、水族館でも展示されることが多い「アカクラゲ」をイメージした新商品を発売。第1弾のミズクラゲと色味が対照的で、妖しげな雰囲気を纏ったアカクラゲをテーマにすることで、第1弾とは異なる魅力を表現する狙いだ。

新商品の「シークラゲグミ アカクラゲ」は、クラゲの「硬すぎず、しっかりと柔らかさも感じる食感」をグミで表現するため、ゼラチンの量や増粘剤のバランスにこだわった。グミが溶けて味が感じられるプロセスを意識し、フレーバーの選定に時間がかかったという。

大小2種類のアカクラゲ型の透き通った赤色のグミ粒は、爽やかな「ミスティックソーダ味」。フレーバーは甘すぎず、すっきりとした味わいにしたほか、色は水族館で泳ぐアカクラゲの暗すぎず透明感を感じるような色を再現した。

パッケージはクラゲが漂う小さな海を切り取った幻想的なデザインで、海を泳ぐクラゲを食べるという非日常感と合わせて、SNSでの共有を促す。プチギフトとしても期待を寄せている。

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