新商品とリニューアルでブランドコンセプトを訴求
サッポロホールディングスのグループ企業であるポッカサッポロフード&ビバレッジは、「男性の顔」が描かれたパッケージが特長の「ポッカコーヒー」シリーズ4種類をリニューアルしたほか、新商品「ポッカコーヒーひとやすみプレッソ」を9月9日に発売した。同シリーズは1972年に誕生したロングセラーブランドで、リニューアルと新商品発売をきっかけに、50~60代がメインとなっている従来の客層を、30~60代に拡大する狙いだ。
新発売した「ポッカコーヒーひとやすみプレッソ」とリニューアルした4商品
リニューアルしたのは「ポッカコーヒーオリジナル」「ポッカコーヒー厳選微糖」「ポッカコーヒーブラック」「ポッカコーヒーカフェオレ」。缶コーヒーは「仕事や努力の応援」といったコンセプトが多い中、同社は「今回のリニューアルでポッカコーヒーは『一息つくタイミング』や『休憩・休息のお供』の立ち位置になれれば」と話した。
「ポッカコーヒー」はロングセラーブランドだが、「『定番的なイメージ』のほかに際立った個性が伝えきれていない」ほか、「ブランドとして統一したメッセージがなかった」ことが課題とみている。そこで、ブランドコンセプトを「ほどよい甘さや香りでココロ癒されるコーヒー」に統一し、リニューアルを実施した。
SNSでの分析から、同商品の「甘さや香りに癒される」という若年層の反響を反映させたコンセプトで、テレワークやフレックスの活用で休憩しにくい環境を踏まえ、「ポッカコーヒー」の商品価値を提供したい考え。パッケージなどからも「癒し」のイメージをアピールする。