遊べるパッケージで体験価値を提供する「ピノゲー」戦略
森永乳業は9月23日、アイス「ピノ」シリーズと、バンダイナムコエンターテインメントのゲーム「パックマン」のコラボ商品「ピノ シーズンアソート(パックマンパッケージ)」を数量限定で発売する。「ピノ チョコアソート(パックマンパッケージ)」も9月上旬から販売しており、「パックマン」デザインのパッケージ2箱で、オリジナルのクレーンゲーム「ピノキャッチャー」を作成できる。
「ピノ」は2022年から、パッケージがゲームになる「ピノゲー」キャンペーンを展開している。これまでパッケージで作成できる「ピノガチャ」や、オリジナルARゲームが遊べるパッケージなどを企画。2023年からは複数人で遊べる「みんなでピノゲー」にアップデートし、「黒ひげ危機一発」とのコラボパッケージやコナミが監修したARゲームを楽しめる商品を販売した。
パックマンとコラボした「ピノ シーズンアソート」(右)と「ピノ チョコアソート」
今回、新たな企画として、マルチパックの対象パッケージを2箱で作成できるクレーンゲーム「ピノキャッチャー」を開発。クレーンゲームのアームの先端の形状が「パックマン」に似ているほか、アームで個包装「ピノ」をつかむ様子がゲーム内で「パックマン」がクッキーを食べているシーンにも見えたことをきっかけに今回のコラボが実現した。
「ピノ」は1976年、「パックマン」は1980年に発売されたロングセラーブランドで、同社担当者は「ピノもパックマンも歴史が長く、幅広い世代から愛されているブランドとなっており、相性は良いと考えている」と話した。