イケア・ジャパンは9月10日、2025年度におけるキャンペーン展開は「眠り」に注力すると発表した。
イケアが今年度の展開において「眠り」に注力するに至った背景には、同社が行った調査結果がある。同社の調査によると、世界では55%、日本では51%の人が「眠り」を重要と捉えている一方で、実際には2人に1人が睡眠に不満があるという結果が出たという。同社の代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officer ペトラ・ファーレ氏は、「(調査結果をふまえ)イケアは『家での暮らし』のパートナーとして、よい睡眠をサポートする取り組みを推進することで、より多くの方々により快適な毎日をお届けしたい」とコメント。
また、イケア・ジャパンCountry Commercial Managerのニコラス・ジョンソン氏は、プレスイベントで「意識調査結果から、寝具の質を重視しながらも価格が最も大事であることがわかった。イケアでは、デモクラティックデザインをもとに優れたデザイン、機能性、高品質、サステナビリティを備えた眠りのソリューションを、可能な限り低価格で提供していく」と話している。
「物価高の中、寝具類の購入で重視するのは使い心地だけでなく価格も重要」と話すニコラス・ジョンソン氏。
そこで、同日より「睡眠」をテーマにしたテレビCMの放映を開始。さらに、9月14日から16日、9月21日から23日まで、全国のイケア店舗で「眠り」に関するイベントを実施する。
14日~16日は、パジャマ姿の来店者を対象にイベントを開催。クーポンの配布やフォトスポットの常設、レストランのメニューが無料になる抽選会を行い、睡眠をサポートする姿勢を積極的にアピールした。
同社の担当者はイベントについて、「多くの方に睡眠について再度考えてもらえる機会になってほしい」とコメント。イベントへの参加を目標とするのではなく、その先を見据え、「イベントをきっかけに、より快適な眠りについて、そしてその先にあるより快適な毎日の実現について考えてほしい」としている。
スウェーデンでは8月28日、パジャマを着た2000人以上の従業員が集結し、ギネス世界記録を更新していた。