Z世代に人気の金箔入りワイン 4日間で予定販売数の4分の1を達成、アサヒビール

アサヒビールと電通デジタルの合弁会社であるスマドリは、アルコール分3%の金箔入りスパークリングワイン「輝きどき」を販売している。8月30日から特設ECサイトで、200本限定で展開。Z世代がターゲットで、発売から4日間で予定数量の約4分の1を販売するなど好調に推移している。「特別感」を重視した商品で、酒が苦手な人にも訴求。ウェディング会場などから、シャンパンタワーの演出に使用したいといった問い合わせも寄せられている。

写真 商品・製品 アルコール分3%の金箔入りスパークリングワイン「輝きどき」

アルコール分3%の金箔入りスパークリングワイン「輝きどき」

白ワインをベースにマスカットのような味わいが特長の「輝きどき」は、金箔入りの見た目で飲用時の特別感を演出。「日常の中で少し特別な気持ちになれる時間」をコンセプトとしている。ネーミングは「飲むことで自分も輝いているような気持ちになれる」ことを想起させる狙いで、パッケージは「日常の中で高揚感を覚える瞬間」として「雨上がりの街の風景」を意識してデザインしたという。

過去にもコラボレーション商品を展開してきた、食ブランドのプロデュース事業を手掛けるSEAMと協力して開発。2023年12月に「キラキラスパークリング」の名称で「SUMADORI-BAR SHIBUYA」(東京・渋谷)でテスト販売したところ、普段訪れない渋谷にまで飲みに来た顧客もいたという。

同社は、飲用後の顧客の感想から「飲んでいる自分も、きれいになれる気がする」という消費者の購買動機を発見し、コンセプトを変更。当初はSNS映えに特化した「お酒が飲めない人でも盛り上がれる乾杯ドリンク」だったが、「日常の中で少し特別な気持ちになれる時間」に変更した。

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