【対談】500万フォロワーへのリーチを実現!サントリー公式Xのボジョレー ヌーヴォー拡散施策

武内:確かにトレンド欄に載ると、従来は商品を意識していない方の目にも触れることができて非常に効果的ですね。

黒岩:「盛り上げ投稿」はボジョレーを良く知らない方にもボジョレー ヌーヴォーの特徴を知っていただけるような投稿にしました。

武内:一連の発信が盛り上がった理由は、特にどういった点にあるとお考えですか?

黒岩:他の企業とのコラボを取り入れた点でしょうか。20社弱の企業にお声がけし、ボジョレーの試供品をお配りした上で、各社の商品と絡めた写真付きの投稿をお願いしたところ、多くの企業にご参加いただき合計約500万フォロワーにリーチすることができました。

例えば花王さんの場合、ワインのシミが付いた際の落とし方などを紹介する投稿をいただき、ただボジョレーを美味しいと紹介するだけでなく多面的な発信が実現しました。SNS施策がどこまで影響しているかは測定しづらいのですが、これらの一連の施策は非常に反響が良く、結果的にボジョレー ヌーヴォーのセールスも例年以上の水準となっていたようです。

企業コラボを成功させるカギは自由度の高さ

武内:企業コラボを実施するまでの段取りについても、少し具体的にご紹介いただけますか?

黒岩:個別に契約書を取り交わす堅い形式ではなく、メールかWebのミーティングで少しお打ち合わせをさせていただく形で進めています。必須で入れていただきたい内容がある場合はスライドなどでご説明しますが、一番相手先にとってやりやすいのは自由であることだと思っています。なるべくがんじがらめにせず取り組ませていただくことで、相手先にもメリットが生まれやすい取り組み方を意識しています。

武内:双方の自由度が高い方が、サントリーのほうで想定しない盛り上げ方が出てくる可能性がありますよね。それに、SNS担当者はワクワクして取り組まれる方が多いように思うので、発想力が活きる段取りの方が効果が出そうだと思います。

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武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)
武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

武内 一矢(NAVICUS 代表取締役)

早稲田大学卒業後、Q&AコミュニティサービスOKWAVEを運営するオウケイウェイヴに入社。X(当時:Twitter)などSNSを活用した企画を担当。その後、ディー・エヌ・エー、ふるさと納税ポータルサイト大手「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクなどを経て、2018年、コミュニティ・SNSマーケティング支援を行うNAVICUS(ナビカス)を設立、代表取締役に就任。2022年10月、九州を中心にWebマーケティング支援を行うNAVICUS九州のCMOに就任。2023年12月よりPR TIMESのグループ会社となり、広報面のサポートも加えた幅広いコミュニケーション支援体制構築に向け邁進中。

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