店頭での体験を通じて「マイクロミスト」を訴求したいと話す川添氏
掃除機の性能面では「吸引力」が注目されがちだが、顧客にとって比較が難しいという課題があった。同社は吸引力だけでなく、ノズルの工夫などで「掃除性能」を高める方向で製品を進化させており、今回の「マイクロミスト」も新たな切り口としてアピールする考えだ。
業界初の「マイクロミスト」の魅力を訴求するため、CMだけでなく店頭での実演に力を入れる方針。家電量販店のほか、同社製品の専門店「パナソニックショップ」などを通じて体験機会を創出する。特に水拭きとの違いを周知し、畳が多い日本家屋にも適した商品であることをアピールする。
クリーナー・電気暖房マーケティング部の川添俊一部長は「クリーンドックでは『使いやすさ』が支持されたが、今回のマイクロミストによって『掃除性能』も高まった」とし、使い勝手と性能の両面をアピールする考えを示した。ミスト以外にも、ブラシの密度をアップさせ、新たなリブ構成を採用した「からまないブラシPlus」、暗所のゴミも見えやすい「LEDライト」などの強みも訴求する。
市場想定価格(税込)は、セパレート型コードレススティック掃除機「MC-NX810KM」が9万円前後、サイクロン式コードレススティック掃除機「MC-SB70KM」が6万円前後。