良い体験を得たのは「検索サービス」利用時
広告接触による“良い体験”とその広告が掲載されていた媒体の種類をみると、「お得情報」、「セレンディピティ」、「タイミング」が意識されたのは、「検索サービス」の利用時とする人が最も多く、情報収集や調べものの際に接触した広告を通じた“良い体験”が多いことが確認された。以下、「動画共有サービス」、「SNS/ブログ/投稿・共有」が続いている。
一方、良い体験として「マッチング」、「クリエイティブ」、「話題」、「感情」を挙げた人では、「動画共有サービス」の利用時とする人が最も多く、以下、「SNS/ブログ/投稿・共有」、「検索サービス」の順番となる。
インターネット広告を通じた“良い体験”を意識した広告媒体(ランキング)
インターネット広告を通じた“良い体験”を意識した広告媒体(集計結果)
“良い体験”と広告への信頼度の関係
インターネット広告への信頼度と良い体験の関係をみると、「セレンディピティ」や「お得情報」は広告への信頼度の高/低に関わらず“良い体験”と受け止められている。
一方、「マッチング」「タイミング」「話題」「クリエイティブ」「感情」などの“良い体験”は、高・信頼度ほど“良い体験”があったと受け止められており、信頼度の高/低でギャップがみられる。
広告信頼度と良い広告体験の関係(集計結果)
ユーザーに“良い体験”をより多く届け、インターネット広告をよりポジティブに感じてもらうには、インターネット広告への信頼度の向上を目指すことが重要と考えられる。
ストレスを感じないインターネット広告の条件とは
ストレスを感じない広告体験の条件については、「スキップできる」、「閉じるボタンが分かりやすい」といった操作性を上げる人が多く、ユーザーの表示コントロールに対する配慮が重要なことがうかがえる。
次いで、「何回も繰り返し表示されない」「誇大表現や虚偽でない」「不適切/不快な表現がない」「誤解を招く表現でない」が続き、繰り返し表示される広告への抵抗感や広告内容に正確さ・適切さを求める意識が現れていることが反映されている。
ストレスを感じないインターネット広告の条件
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