パナソニックと花王が共同開発 新しい洗濯機専用の洗浄強化剤

写真 人物 複数スナップ パナソニックの中込氏(左)と花王の村田氏

9月26日に実施した体験発表会で解説する中込氏と村田氏

洗剤による洗い行程が始まる前に、3タンク目にセットした洗濯用洗浄強化剤「極ラク汚れはがし」を自動投入して汚れを変質させ、1タンク目の液体洗剤を自動投入して衣類の繊維から汚れを引きはがすことで、洗浄力を高める仕組みとなっている。「つけおき洗い」や「予洗い」が必要な「シャツの襟・袖口の皮脂」「食べこぼし」などの頑固な汚れも簡単に落とすことが可能になる。

共同開発は、洗濯用の「剤」と「洗濯機」は同じ生活者が利用する点に着目してスタート。以前から交流があった花王と力を合わせて生活者の課題解決につなげることを考え、互いのアイデアを共有するワークショップなどを開始した。開発過程では、コロナ禍で接触しにくい状況の中で、互いの開発フローを擦り合わせる必要があるなど困難も多かった。検証項目も多く、専用剤は何度も試験を繰り返したという。

花王の初代衣料用洗剤とパナソニックの初代洗濯機は共に1951年に発売。パナソニック商品開発部ドラム洗商品企画課の中込光輝主務は「両社には長い歴史の中で技術の蓄積がある。今回、お互いの得意なことを生かして新しい価値を生み出せた」と手ごたえを強調。洗濯機メーカーだけでは実現できなかったと振り返った。花王のハイジーン&リビングケア事業部門の村田大也氏は「タッグを組めたからこその提案ができた。一人でも多くの人に汚れをはがしていただきたい」と意気込みを語った。

advertimes_endmark

マーケティングについて学べるおすすめのイベント

9月27日開催「宣伝会議 アドタイデイズ2024(秋)東京」参加受付中【無料】

イメージ

イベントの詳細はこちら

アクセンチュア ソング・博報堂の対談、スターバックス、トリドールの講演などマーケティングの世界のトップランナーの皆さんがマーケティング実務に役立つ情報を語り合う講演×展示イベント。

ぜひご参加ください!

1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ