配合成分を前面に押し出したパッケージデザインで品質アピール
花王は11月2日、新ヘアケアブランド「THE ANSWER(ジアンサー)」を発売する。同社はヘアケア事業変革の一環として、1400円以上の「ハイプレミアム市場」に本格参入しており、4月に発売した「melt(メルト)」に続く高価格帯ブランドの第2弾となる。事業変革に伴い、ブランドのポジションを顧客の感性や感情に基づいて決定しており、同商品は「こだわり・調和」を求めるニーズに対応。ヘアケアに必要な成分や技術など品質をアピールするパッケージデザインとなっている。
ヘアケア第1事業部 ブランドマネージャーの野原聡氏(左)とヘアケア研究所 上席主任研究員の幸克行氏
「THE ANSWER」は花王が考えた「美髪5大必須成分」を全て配合した世界初のシャンプー・トリートメント。シャンプーは、ケア成分を蓄える「ラメラプラットフォーム技術」を新たに採用し、これまで配合が困難とされていた成分も多量に配合している。トリートメントシリーズは、髪のダメージ悩みに合わせて選べる3タイプを展開する。
ターゲットは「誠実でバランスのとれた生活をしたい」というニーズを持つ自立志向の強い女性で、パッケージの見栄えよりも品質や信頼性を重視する人を想定。最適なヘアケアを探し求める人に、花王の100年のヘアケア研究でたどり着いた「答え」を提案したいという思いからブランド名を決定した。
シルバーを基調としたパッケージにも「美髪5大必須成分」が記されており、科学的に裏打ちされたイメージをアピールする狙い。「melt」と比較してソリッドなデザインで、男性が購入することも想定しているという。