「ブラックサンダー」開発のきっかけ 1986年発売の人気商品リバイバル、有楽製菓

100円ショップ限定で販売

有楽製菓は9月30日、ロングセラーチョコ菓子ブランド「ブラックサンダー」が誕生するきっかけになった商品「チョコナッツ3」をリバイバルして販売開始した。ブラックサンダーの発売30周年記念プロジェクトの一環で、全国の100円ショップ限定で販売する。パッケージは当時のデザインをベースにブラックサンダーの開発のもとになった背景を伝えており、同ブランドの歴史を知ってもらう狙いだ。

写真 商品・製品 チョコナッツ3

リバイバルされた「チョコナッツ3」。当時の価格は1本20円だった。

「チョコナッツ3」は3種類のナッツにパフを組み合わせており、サクサクとした軽い食感が特長のチョコバーだ。1986年に発売され、20年以上販売され続けた人気商品。当時の有楽製菓も新商品を次々と展開していたが、同社担当者は「チョコナッツ3はその中でも長く愛されていた」と振り返る。

チョコナッツ3の対極のコンセプトとして、プレーンビスケットとココアクッキーのザクザクした食感で食べごたえのあるチョコバーを追求して開発されたのが「ブラックサンダー」だ。当時好調だったチョコナッツ3とは別のお菓子を作りたいという思いがあったとしている。チョコナッツ3は2011年に終売。その頃にはブラックサンダーの売れ行きが良くなっていたことが要因の一つだという。

チョコナッツ3は100円ショップ限定販売。チャネルを絞る理由について同社担当者は「100円ショップはブラックサンダーをはじめ、当チャネル限定品を含むシリーズ商品のバリエーションに富んでおり、選ぶ楽しさのある売り場だ」としている。

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