「おいしい不要品 スキットルズ」日本再上陸、批判的な感想をあえて広告に

マース ジャパン リミテッドが10月1日~15日まで、東京メトロ5路線での広告ジャック「おいしい不要品 スキットルズ」を実施する。1974年に英国で誕生したチューイングキャンディ「スキットルズ」の3度目の日本発売を記念したもので、銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、南北線で行われる。

本企画の背景について、担当者は「スキットルズは過去に2度も日本上陸に失敗し、こりずに3度目の挑戦となります。空前のグミブームを背景に、食感や喫食機会に親和性のあるスキットルズも受け入れていただける市場が整ったのでは、と企画しました」と話す。

「ターゲットは、グミをメインで喫食しているZ世代です。ライム味の販売停止に対する抗議運動への謝罪広告『Apologize the Rainbow』に代表されるような、少し皮肉のきいた『スキットルズ』らしいブランドコミュニケーションを日本でどのように表現するかが重要でした」(担当者)。

写真 グラフィック 掲出風景 広告「おいしい不要品 スキットルズ」掲出の様子

広告「おいしい不要品 スキットルズ」掲出の様子。「なんだかよくわからなくて派手だけど、変わったことを言っているお菓子だな」と感じてもらえるビジュアルを意識した。

まだまだ日本での知名度は低い「スキットルズ」。日本上陸をインパクトあるニュースにするため、試食調査などで寄せられた感想をもとに「噛み応えがある」食感を「なんかねちゃねちゃしている」と表現するなど、同商品の特長をあえて自虐的に伝えた。

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