コピー1本で評価されるからこそ面白い!「宣伝会議賞」シルバー受賞者座談会

第62回「宣伝会議賞」の作品募集開始直前、第61回「宣伝会議賞」のシルバー受賞者6名が集まって座談会を実施しました。受賞に至るまでの取り組みや今後の目標について、話を聞きます。
※本記事の全文は、月刊『宣伝会議』10月号に掲載されています。

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見田英樹さん

タック

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児玉夢雅さん

読売広告社

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河井玲緒さん

関西大学

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牧勇之心さん

パラドックス

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村木智洋さん

電通

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辻健太郎さん

電通

受賞作品の詳細はこちら

「宣伝会議賞」は実技というよりも“演技”

━━シルバーを受賞するまでの「宣伝会議賞」への参加歴を教えてください。

河井:いま私は大学4年生なのですが、受賞した昨年度が2回目の応募でした。「学生チーム対抗企画」のチームメンバーと毎晩Zoomで集まって、切り口を相談しながら書いていきました。

:私は昨年、新卒でブランディング会社に入社しました。それまで全く書いたことのなかったコピーに挑戦したいと思い、昨年度の「宣伝会議賞」に初めて参加しました。

村木:私も2015年に広告会社に新卒で入社しましたが、その年に初めて応募しました。先輩から「まずはコピーライティングに力をいれたほうがよい」と言われて参加したのがきっかけです。その後、部署異動などもあり応募しない時期がありましたが、昨年クリエイティブ局に戻ってきたタイミングで、改めてコピーの技術を身に付けたいと思い、応募を再開しました。

見田:私は第53回からの参加なので、受賞した第61回は9回目の挑戦でした。もともと食品関係の仕事に就いていたのですが、30歳になるタイミングで全く違うことに挑戦したいと思い、広告会社の営業に転職。そこで広告について勉強しようと思い宣伝会議の「コピーライター養成講座」に通い、その翌年から「宣伝会議賞」に応募し始めました。

参加2年目のときに三次審査まで残ったのですが、その時に最終審査員の児島令子さんが審査講評で、三次通過止まりだった私のコピーを“グランプリ候補”のひとつとして挙げてくださったんです。それが本当に嬉しくて、そして悔しくて…。この言葉を励みに参加し続けてきました。

:私は大学3年生で就職活動をしているときに当時、参加をしていた広告会社の夏インターン同期で学生チーム対抗企画に参加したのが最初の応募のきっかけでした。そこから数えて、昨年が5回目の応募でした。

児玉:私は第58回から参加しています。58回から60回までは20本程度しか応募していなかったのですが、昨年はクリエイティブ局に異動してすぐのタイミングで、時間もあったので“とにかくやれることをやろう”と本気で取り組みました。そこで感じたのは、「宣伝会議賞」は物事を見る視点を増やせる場所だということ。実技というより、演技といいますか…実務では書けないようなコピーもまずは出してみて、そこから切り口や表現の幅を広げていけることが醍醐味だと思っています。

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