TBWA\HAKUHODOがサステナビリティの基本方針を発表、子会社も設立

TBWA\HAKUHODOは9月25日、サステナビリティの基本方針を発表。Webサイトを公開した。

実データ Webサイト

基本方針は「我々は人のCreativityが社会に意味ある変化をもたらすと信じて行動します」。「人のCreativityが多様かつ持続的に発揮されることが我々の会社、ひいては社会の変化につながるという信念のもと、人や環境を経営の成長要因としてとらえ実現に向けて社員、得意先、協力会社、生活者といったパートナーと共に取り組んでいきます」という意図が込められている。

それに加え、3つの重点領域を「Three Ps」として定めた。
「People」多様性促進と働きやすさの提供で、世の中のイノベーションを促進
「Planet」気候変動・生物多様性における業界常識の変革
「Process」新価値創造におけるプロセスの変革

これらに基づき、サステナビリティの実現に向けた取り組みを進めるとしている。

代表取締役社長兼CEO 内田渉氏は、近年クライアントや社会全体からESG(環境・社会・ガバナンス)に関する要請が強まっていることを受け、「サステナビリティを社会的責務として捉えるだけに止まらず、私たちのビジネスを進化、発展するための重要な柱の一つとして取り組むことを決意した」とコメントしている。

また同グループでは10月2日、代表取締役を佐藤カズー氏(TBWA\HAKUHODO チーフ・クリエイティブ・サステナビリティ・オフィサー)が務める子会社・地球中心デザイン研究所を設立。

実データ グラフィック

サステナビリティとクリエイティビティの分野に特化した会社で、「地球」を重要なステークホルダーとして位置付け、「人間のことだけを考えた『人間中心』から、人間に加えて、その他の生態系を含めたマルチスピーシーズ視点の『地球中心』へとあらゆるデザインの矛先を向け、クリエイティビティで地球と人がともに繁栄できる時代をつくりたい」といったクリエイターらの思いが込められているという。

発足時の主なメンバーは、TBWA\HAKUHODOに在籍する、海外広告賞などでも受賞歴のあるクリエイターら9人。そこに慶應義塾大学大学院 SDM研究科の山形与志樹教授、上智大学大学院地球環境学研究科の中川善典教授を含む9人のパートナーを加え、サステナビリティに関する企業課題の解決に取り組んでいく。

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