2023年9月に全国販売した「じゃがりこ細いやつ」は、「ちょっとイケてるみんなの人気者になれば嬉しい」という考えでコミュニケーションを実施。スティックをイラスト化して、様々なクリエイティブに活用していたが、顧客にもイラストで遊んでもらう事でより身近な存在にしたいという狙いがあった。グッズのコンテストの構想は以前からあり、昨年のコンテストの反響が大きかったことから、第2弾の実施に至った。
GMOインターネットグループの「GMOペパボ」が運営する「SUZURI byGMOペパボ」は、86万を超えるイラストレーターやタレントなどの個人クリエイターをはじめ、ラジオ番組や企業の公式ショップとして、ファッションアイテムや日用品など50種類以上ものアイテムを作成・販売しているサービス。デジタルコンテンツ販売への対応やコミッション機能の提供、コンテストの開催なども実施している。
「じゃがりこ」は1995年発売。2022年から「じゃがりこ」を人に「あげる」行為を「あげりこ」と称し、クリエイターパッケージなどを展開している。過去にも新商品開発プロジェクトの一環で、パッケージデザインやキャッチコピー、キャラクターのイラストなどをファンと共創している。
同社担当者は「昔からファンの方との交流・共創を大事にしてきたブランドであり、クリエイターパッケージは、今の時代に合わせた新しい在り方を体現した」と話す。受動的にブランドを楽しむだけでなく、主体的に参加できる施策を通じてファンの獲得につなげる考え。今後もクリエイターとのコラボレーションを実施する方針だ。
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