「Coke ON」と「ドラゴンクエストウォーク」のゲーム体験や没入感を損なわないコラボ

日本コカ・コーラは公式アプリ「Coke ON」において、2022年、2023年と2年連続で「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボキャンペーンを実施。「おトク」「便利」「楽しい」の3つの価値を大切にする同アプリにおけるゲームとの継続的なコラボレーションについて、その理由や本企画の狙い、今後のゲーム活用の期待などについて、日本コカ・コーラマーケティング本部の宇川有人氏に話を聞いた。
※本記事は、月刊『宣伝会議』11月号の巻頭特集に掲載されています。

avatar

宇川有人氏

日本コカ・コーラ
マーケティング本部 IMX事業本部
デジタルプラットフォーム部
ディレクター

2003年NTTドコモ入社。サービス企画、アライアンスの業務を担当。以来、リクルート、アクセンチュアなどで、デジタルマーケティングやEコマースの業務に従事。2016年日本コカ・コーラ入社。Coke ONサービスのプロダクトマネジャーとして、サービス企画・開発・運用・広告の全般をリード。

積極的に施策に取り入れてきたゲーミフィケーション要素

日本コカ・コーラは2022年11月から約半年間、スマートフォン向け位置情報ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエストウォーク」との、コラボレーションキャンペーンを開催。2023年11月から2024年2月にかけては、コラボ企画第2弾を実施した。

キャンペーン期間中は、「Coke ON」と「ドラゴンクエストウォーク」双方のアプリにて、コカ・コーラ社製品とのコラボモンスターが登場。「Coke ON」では、限定のコラボモンスターを含む、全15種のモンスターの限定コラボデザイン「Coke ON」スタンプが登場した。さらに「ドラゴンクエストウォーク」では、フィールド上にコカ・コーラ社自販機を模した「Coke ON」コラボスポットなどが出現した。

「本アプリ上では、多様なデザインのスタンプコレクションやミニゲームを組み込むなど、ゲーミフィケーションの要素を積極的に取り入れています。一方で、サービスにおけるゲーミングの効果は理解していても、どのようなゲームでも良いわけではなく、ブランド体験を拡張できるゲームである必要があります。しかし、飲料メーカーが単独でできることには限界がありました。そのためこれまでは簡単で短期的なものが中心でした」と話すのは、日本コカ・コーラマーケティング本部の宇川有人氏だ。

本コラボにおいては、「Coke ON」が外出時にいつでもどこでも使えること、「ドラゴンクエストウォーク」は「ドラゴンクエスト」の世界と化した現実世界を、自らが主人公となって歩き、冒険を進めることという「現実世界の外出」という共通の特徴に大きな可能性と親和性を感じ、1年ほどの共同検討の末、本企画を実施するに至った。

モンスターを軸にしたゲーム開発のこだわりとは

「ゲーム体験の開発に際しては、双方のブランドイメージをまといつつ愛嬌のある、多くの方に愛されるものになるよう試行錯誤しました。今回は魅力的なモンスターを軸に双方のサービスに根差したコラボ施策を展開できたことで、連続感や没入感のある新しいユーザー体験になったと思います」(宇川氏)。

…続きは月刊『宣伝会議』11月号でお読みいただけます。

Amazonでの購入はこちら

月刊『宣伝会議』2024年11月号

▼特集1
没入感がつくる、新たなブランド体験
「ゲーム」空間の広告活用

  • 「Coke ON」×「ドラゴンクエストウォーク」
    ゲーム体験や没入感を損なわないコラボ
    日本コカ·コーラ
  • 公開から1カ月で総プレイ回数は1万回突破
    投資要素を組み込み、感覚的に学べるゲーム
    松井証券
  • 話題になった!企業のゲーム活用マーケティング事例
  • 世界のマーケターは、なぜ「ゲーム」に着目する?
    エンタメを超え、多分野で価値あるリソースへ
    廣田周作
  • 2000億ドルを超えるゲームビジネスの収益
    グローバル化の一方、地域特性による細分化も
    平間和宏
  • 時間が“溶ける”ほどの没入感を生み出す
    ゲーム空間のポテンシャルを「広告」に活かす
    伊藤光弘
  • ゲームは次のマスメディアになりうるか?
    「プレイ」という新たなコミュニケーション
    荒井浩介
  • 世界のマーケティング研究者視点で読み解く
    メタバース有効活用のための3つのポイント
    岡田庄生
  • デジタルからアナログの接点まで実装が可能
    「ゲーミフィケーション」をマーケティングに
    濵田俊也

 

▼特別企画
第62回「宣伝会議賞」協賛企業の誌上オリエン
・脱・広告で広がる職域 コピーライティングの力が生きる場所

 

【一般部門】
イー・スピリット/エバラ食品工業/エレクトロニック・ライブラリー/カシワバラ・コーポレーション/キーエンス/クレディセゾン/ KDDI /鴻池運輸/サントリー/三和物産/新生フィナンシャル/SQUIZ/住友ゴム工業/先端加速器科学技術推進協議会/第一三共ヘルスケア/ディーエムソリューションズ/ Tetra Tokyo / TOPPANエッジ/西川/日本レジストリサービス(JPRS)/パナソニック エレクトリックワークス社/パルコ/平松剛法律事務所/ブラウンフォーマンジャパン/僕と私と/マスメディアン/松井証券/ヤプリ
【中高生部門】
川田工業/環境再生保全機構/小学館/ジェーシービー/第一三共ヘルスケア/田中鉄工/東洋学園大学/ TOPPAN エッジ/日本製鉄/日本郵船/日本レジストリサービス(JPRS)/ベネッセコーポレーション/マルホ/よつ葉乳業/読売中高生新聞

Amazonでの購入はこちら

advertimes_endmark

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ