見る角度でビジュアル変えた プリングルズ、X線で中身丸見え「レントゲン広告」

日本ケロッグが販売を担うポテトチップスブランド「プリングルズ」は10月7日、「PRINGLESCAN(プリングルズスキャン)プロジェクト」を開始。それに併せて東京メトロ新宿駅構内にプリングルズの中身のポテトチップスが丸見えになった「ポテチのレントゲン広告」を同日から掲出した。

写真 グラフィック 掲出風景 東京メトロ新宿駅構内に掲出された、プリングルズの中身のポテトチップスが丸見えになった「ポテチのレントゲン広告」

プリングルズの中身のポテトチップスが丸見えになった「ポテチのレントゲン広告」。東京メトロ新宿駅構内に掲出した。

プリングルズでは2024年9月に、物価や原材料価格、資材費などの高騰の影響で、内容量はそのままにパッケージのサイズを15mm短くする商品改定を行っていた。今回のプロジェクトは、改定に伴って「パッケージがコンパクトになっても、内容量はそのまま」であることを伝える目的で実施される。

また、プリングルズが商品改定に伴って行った「【スナック菓子購入者対象】スナック菓子の購入に関するアンケート」では、改定後も内容量はそのままにもかかわらず、ショート缶のおかげで「内容量が減ったと感じる」と回答した人が 53.1%。約半数にのぼった。

実データ グラフィック 【スナック菓子購入者対象】スナック菓子の購入に関するアンケート
実データ グラフィック 【スナック菓子購入者対象】スナック菓子の購入に関するアンケート

プリングルズが行った調査の結果。

そこで始まったのが、「PRINGLESCANプロジェクト」。新ショート缶のチップスの内容量が変わっていないことを証明するため、新旧パッケージの両方を X線で透過。「前代未聞の“透け透けプリングルズ”」と題して、中身が丸見えになった「ポテチのレントゲン広告」の掲出に至った。

「ポテチのレントゲン広告」は見る方向によってビジュアルが変わるベローズプリントという特殊加工が施されているのが特徴。片方から見ると通常のプリングルズのショート缶が、もう片方から見ると X 線にて検証された“透け透けプリングルズ“が現れるという、見る角度によって異なるビジュアルが見られる仕組みになっている。

また、プロジェクト開始に先立った10月4日からは、同社公式Xアカウントでは「内容量がそのままま」であることの検証に本気で取り組む公式キャラクターのMr.P が登場。Mr.Pが試行錯誤しながら本気で検証に向き合っている姿をレポート形式で伝えた。

実データ Mr.Pよりメッセージ
写真 Mr.Pが試行錯誤しながら検証に向き合っている姿
写真 レントゲン写真

SNSに投稿されたMr.Pが検証する様子。

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