子育て家庭の朝食への効果を検証 雪印メグミルクがチーズの実証実験動画を公開

「6Pチーズ」が子どものやる気を引き出す

図 親子のドタバタ朝食を救う3ヶ条

脳科学者の瀧氏と管理栄養士の古谷氏が監修した「親子のドタバタ朝食を救う3か条」

実証実験の結果、子どもに「6Pチーズ」を配る役割を与えた時に、「席についてから食べ始めるまでの時間」が減少する効果が見られた。A家族は40秒から4秒、B家族は30秒から1秒に短縮。役割が与えられたことで子どもがやる気を出したことが要因と見ている。さらに親が感謝を伝えることで、成功体験として記憶され、自己肯定感を高めることができるという。同商品は、親しみやすい丸みのある形状に加え、子どもでも持ちやすい大きさ、視認性のよい色彩など、子どもが配りやすい要素が多いとしている。

いつもの朝食に同商品を追加することで栄養バランスも手軽に整えることができるという。パン、トマト、チーズの3品で、炭水化物、ビタミン、たんぱく質を摂取できるため、3品の頭文字をとった「パチト」を提案している。

「6Pチーズ」を配ることで親子の会話や笑顔の数が増加する効果も見られた。会話の時間は、A家族では7分14秒から16分24秒、B家族では5分3秒から11分20秒に増加。笑顔の数はA家族では4回から53回、B家族では3回から27回に増加。子どもの発話の数は、A家族では20回から55回、B家族では10回から32回に増加した。

食事中の会話量は、食事への意識と深い関わりがあり、子どもが積極的に食事に参加するようになる要因の1つだという。親子のコミュニケーションが自己と他者を大切にする「非認知能力」の発達を促すことで、自己制御力や共感力を向上させ、物事への意欲や困難に対する耐性も高まる。

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