「45歳でCMOになる!」、マイルストーンは達成
ここまでの全4回の連載で、「45歳でCMOになる」という目標の実現のためMBA卒業後にジョンソン・エンド・ジョンソン、日本コカ・コーラ、GE、ヤフージャパンに移りながら形成したキャリアについてお話してきました。
以前から、心のどこかで「ベンチャーの立ち上げを経験してみたい」と思っていたこともあり、その後、ヤフーを退職し、マーケティング投資分析コンサルティングで世界有数の米LA発ベンチャー、MarketShare社の日本法人立ち上げにかかわりました。皆さんがお使いになっているチケットサービスのDynamic Pricingの基礎となるIP(Intellectual Property)は、この会社が開発したものです。
まずは会社の登記など日本法人設立の手続きから始めました。そして東京・表参道でオフィスを借り、チームメンバーを増やしていきました。ファウンダーはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のビジネススクールの教授で、日本のマーケティングサイエンス領域では師とも言うべき人でした。その教え子でリサーチ会社にいた分析の専門家、高度な解析モデルを構築できるモデラー、電通Y&R時代の上司、コカ・コーラ時代の同僚などが仲間に加わってくれました。
大手広告代理店への投資配分シミュレーションソフトの販売が成約したり、オーストラリアやアジアのクライアントの開拓を進めたりしていると、他にも有能な方々に自ら声をかけていただくなどして、チームは10人ほどに広がりました。この過程も非常に幸運でした。プロジェクトの合間にリソースがあるときは、アメリカのプロジェクトもサポートしました。アジア太平洋地域担当のEVP(Executive Vice President)として、欧米のヘッドとも密に連絡をとり事業規模を拡大していきました。