グーグル日本法人は10月23日、東京ガーデンシアターで広告主向けのイベント「YouTube Brandcast 2024」を開催。本イベントで、最新のYouTubeのユーザーの利用実態やマーケティングでの活用事例が発表された。
イベントに登壇した奥山真司氏。
最近の国内のYouTube利用動向について、2024年5月時点での18 歳以上の月間利用者は、7370 万人以上(18 歳以上の日本人の68% 以上)であることがわかった。また同社からは、YouTubeのトレンドとしてショート、コネクテッドテレビ、そしてショッピングの3点が提示された。
YouTube ショートでは、視聴ユーザー数は昨年対比20% 以上に。 またコネクテッドテレビについては2020 年から2023 年の3 年間で、「テレビでYouTube を見た」視聴時間は2 倍以上に成長。ショッピングについては 日本の視聴者のうち61% が、「YouTube は何を購入するかを決めるのに役立つ」と回答しているなど、具体的なデータをもとに成長動向が共有された。
イベントでは花王、リクルート、日本コカ·コーラ、MIXIから各社のマーケティング事例が発表された。
「YouTube Brandcast 2024」に登壇したグーグル日本法人 代表の奥山真司氏は、同社の取り組みの中でも、特にAIの活用について言及。「Googleでは、すべての人に役立つAIの実現」を目指していると話し、「AIは実践の時代へ、広告配信以外の領域においてもAI活用が進化していく」とのプレゼンテーションを行った。
イベント内では、「YouTube Works Awards Japan 2025」の募集概要も発表に。2025年は、8 部門で実施。今年の審査員長は、電通グループグローバル・チーフクリエイティブオフィサーの佐々木康晴氏、YouTube クリエイターの小田切ヒロ氏が就任し、2024 年10 月23 日から2025 年2 月20 日の期間で応募を受け付ける。