スポーツとしての競馬をアピール 新規ファン獲得狙うJRAとイチローのコラボ企画

11月のジャパンカップにイチローが登場

JRA(日本中央競馬会)は、元プロ野球選手のイチロー氏とのコラボ企画「ICHIRO MEETS KEIBA」を10月17日から実施している。競馬場では同氏と競走馬のスピードを体感できるリアルイベントや特別展示などを展開。GⅠレースの「ジャパンカップ」が開かれる11月24日は東京競馬場に同氏が来場し、スペシャルトークショーを実施する予定だ。

実データ グラフィック 「ICHIRO MEETS KEIBA」

イチロー氏とのコラボ企画「ICHIRO MEETS KEIBA」

「ジャパンカップ」など、競馬の中でも最高位のレースである「GⅠ」が多く、1年の中でも特に盛り上がる秋季の競馬をさらに盛り上げる考え。競馬にはギャンブルだけでなくスポーツとしての側面があることを、アスリートの視点で伝えることで、新規競馬ファンを獲得する狙いもある。競馬初心者や未経験者のほか、野球ファンをターゲットとしている。

東京競馬場と京都競馬場では、期間限定でイチロー氏や競走馬の速さを体感できるイベントを開催。自身と同氏、サラブレッドの走行タイムを比較し、トップアスリートのスピードを体感できる。参加者には、走行タイムの記録に応じて、同氏が監修した限定オリジナルステッカーがプレゼントされる。両競馬場で同氏が実際に使用したユニフォームやバット、グローブなどの展示も行う。

菊花賞・天皇賞(秋)・ジャパンカップの開催日当日は、各レースの枠色に連動した抽選会を実施。「競馬場イベント参加アプリ」で先着で配布する枠色カードと、該当レース優勝馬の枠色が一致した人に「ICHIRO MEETS KEIBA」オリジナル賞品をプレゼントする。11月24日のジャパンカップが開かれる東京競馬場にイチロー氏が来場。今回のタイアップ企画やレース観戦を通じて同氏が感じた競馬の魅力などに触れるトークショーに出演するほか、ジャパンカップの表彰式プレゼンターも務める。

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