ファンケル「MENOPAUSE Lesson ー更年期が教えてくれた大切なことー」(ロングver)
コーポレートブランド推進グループの椎名由起氏は「更年期の不調に関する当事者や周囲の理解を拡げ、寄り添いあえる社会になることが、更年期世代の心の支えになる」と指摘。同社は「更年期をひとりにしない。みんなの理解が支えになる」をメッセージに「FANCL MENOPAUSE ACTION」を開始した。
更年期に悩む母親とその子どもを通じ、更年期への気づきと親子の寄り添いを描いたドキュメンタリームービー「MENOPAUSE Lesson ー更年期が教えてくれた大切なことー」では、4組の親子が出演。母親が更年期の悩みについて語る姿を初めて見た子どもが、母親の苦悩に驚きつつも真摯に向き合う様子を描いている。
更年期について家族に相談したいと思いながらも、一人で不調と向き合っている女性の課題を解決するためには周囲の理解を深めることが重要で、動画を通じて家族や友人のほか、会社の同僚も含めた社会全体が更年期に悩む女性に寄り添える世の中になることを期待している。
Webサイトでは、更年期の不調への理解を深める「100のゆらぎ」や、同社の従業員による更年期の体験談、更年期に関する意識調査結果などを公開。サイトは産婦人科医の高尾美穂氏が監修している。
同社グループは約8割が女性従業員。2018年度から女性の健康に対する知識を深めるためのセミナーや体験会を開催している。今年8月には全従業員(当時は3241人)を対象に「女性のホルモンバランス」に対する知識を深める動画セミナーも実施。11月に行われる外部検定「女性の健康検定」への参加者を社内で募ったところ、想定を超える268人の申し込みがあったという。
今後も、当事者だけでなく、性別や立場の違いも含めて全員が正しい知識を持ち、適切な行動がとれるように従業員の知識を深めていく。
ファンケルは、2030年の未来に向けて3つの重点テーマを設定し、その一つである「健やかな暮らし」の実現を目指し、年齢とともに生じる健康と美の課題や、女性特有の健康課題への対処に取り組んでいる。今後も更年期を含む女性の健康に関する研究開発やサービス・新規事業も検討していく方針で、2025年1月には女性のホルモンバランスに着目した健康食品を発売予定だという。