ターゲットの「共感」と「当事者意識」を喚起
MIXIはスマートフォン向けアプリゲーム「共闘ことばRPG コトダマン」のOOHを、渋谷センター街を中心に展開した。掲出期間は10月16~29日。同社は半年ごとに周年を祝っており、今回は6.5周年を記念した施策。かつての流行語を示すオリジナルワード「懐語(なつご)」をコンセプトに、平成から令和に流行った言葉をデザインに取り入れている。「懐語」を実際に使っていた20~30代男女をターゲットとしており、「共感」から「発話」につなげる考えだ。
「懐語」を散りばめたOOH広告
OOHは渋谷センター街を中心とした8箇所に展開。2000年代前半を意識したベースデザインと、平成から令和の「懐語」を取り入れたデザインが特長。「懐語」として「マブい」「チョベリバ」「やばたん」など懐かしさを感じるワードを採用した。
8箇所にはそれぞれ異なる「懐語」を散りばめている。「平成レトロ」や「Y2K」など、1980年代〜2000年頃のカルチャーが注目される中、自分と異なる世代の「言葉」や「思い出」に関心を寄せてほしいという。ターゲット層の「懐かしさ」や「当事者意識」を喚起することで、世代を超えたコミュニケーションにつなげる狙いだ。
特定の世代やカルチャーを反映した流行語に触れることで、その世代の仲間との共感を生む狙いもある。ターゲット層が集まりやすいエリアを選定しており、ビジュアルや「懐語」のインパクトを通じてSNSでの話題拡散も期待している。