「コトダマン」は「ことば」を使って遊ぶスマホゲーム。6.5周年のテーマに「懐語」を採用したのは、ゲームの独自性強化と新規ユーザー開拓のためだ。これまでもアニメや映画などのIP作品とコラボすることで様々な客層にリーチしてきたが、今回は独自の強みである「ことば」を軸とした体験を提供したいという思いがあった。そこで、誰もが当事者になることができ、同ゲームならでは体験を提供できるテーマとして「懐語」が選ばれた。
「懐語」はユーザーからの募集で400語以上集まった。「アッシーくん」「ハウスマヌカン」のような分かりやすい「死語」から、「あげぽよ」のような比較的新しい「ネットスラング系」まで幅広く寄せられたという。これらの「懐語」はゲーム内でも登場。OOHなどの関連施策を通じて、同ゲームのコミュニティ全体で発話や交流を生み出す狙いだ。
「ことば」で闘う新感覚RPG「共闘ことばRPG コトダマン」は、文字の精霊「コトダマン」を組み合わせて「ことば」をつくり、ステージクリアを目指すゲーム。生き物、食べ物、地名、歴史上の人物、流行語など29万語以上に対応しており、最大4人で協力しながら遊ぶマルチプレイも可能だ。
数年でサービス終了となるアプリゲームが多い中、「コトダマン」が6.5周年を迎えた要因は、ゲームにとどまらないコミュニケーション戦略だという。同ゲームをサービスの一つと捉え、ユーザーとの長期間のリレーションシップを前提にしたコミュニケーションが奏功。多数のアニメコラボのほか、ゲームをプレイすることで語彙力を鍛えることができるといった付加価値も意識しているという。