ワタミら、外食業界初“完全リモート接客”の実証実験を開始 他業界への活用も視野に

ワタミとアバターダイニングラボは11月1日、アバターと配膳ロボットを活用した“完全リモート接客”の実証実験を開始する。外食業界での完全リモート接客における取り組みは今回が初めて。実験店舗は「ミライザカ JR横浜西口駅前店」。飲食店DXを推進するDFA Roboticと協力して実施される。

ワタミとアバターダイニングラボは7月~8月の1カ月間で、卓上にタブレットを設置してアバターがリモート接客を行う実証実験の第一弾を実施していた。第一弾の実験の結果、アバター1名で約20テーブルの接客が可能となり、客単価が約3%向上したという成果が得られたため、第二弾の実施に踏み切った。

写真 店舗・商業施設 ワタミ

タブレットと配膳ロボットを組み合わせた“完全リモート接客”の様子。

今回の実験では、DFA Roboticsも加わりアバターと配膳ロボットを連携。アバターが来店者それぞれへ料理の説明やおすすめメニューの紹介など、パーソナライズされた接客を提供する。

また今回は、DFA Roboticsが取り扱う小型配膳ロボットの上にタブレットを置くことで、スタッフ同様に店舗を歩き回って接客することが可能になった。既存スタッフの負担を軽減し、サービスの効率化を図ることで、時間や場所に縛られない多様な働き方を支援していく。

将来的には、多言語対応や専門知識を活かした高度な接客など、よりパーソナライズされたサービスを提供。小売・観光・自治体など他分野へも展開することで、ロボットを活用した産業全体のDX推進に貢献していくとしている。

advertimes_endmark

【この記事を読んだ人に】宣伝会議おすすめ講座

顧客を理解し”選ばれるブランド”を体現する技術を学ぶ
顧客体験デザイン実践講座

 

バナー 宣伝会議 顧客体験デザイン実践講座徹底攻略講座

 
優れたブランドは顧客と素晴らしい体験を共有し、長期にわたり生活者と繋がり続け、必要不可欠な存在へと持続的に成長し続ける循環を実現しています。
この循環のエンジンとなるのが、まさに本講座でテーマとして扱う「顧客体験」です。ブランドを通した顧客体験をデザインすることの重要性は説かれているものの、実際にマーケターやデザイナーはどのように考え、どのようなプロセスを経て顧客体験をつくりあげていくべきか。
表立って語られることの少ない顧客体験のデザインを起点としたブランド戦略の裏側を「デザイン戦略・認知施策・体験デザイン・LTV向上」の4つの視点から体系化。実際の事例をもとに18名のトップクリエイターがその技術を公開します。
 
<講座概要>
◯受講形式:オンデマンド形式
◯受講講座:18講座
◯申込形式:(1)個人申込み (2)法人申込み どちらでも可
◯受講期間:申込みから6か月間
 

お申し込みはこちら

 

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ