文化庁、日本遺産のショート動画を104日間投稿 伊沢拓司らと知名度アップ目指す

文化庁は10月25日、104すべての日本遺産の物語をたどるショートムービーを発信する「まいにち日本遺産」を開始した。日本遺産にまつわる縦型ショート動画を、文化庁の公式SNS(Instagram、X、YouTube)で毎日発信する。

文化庁は全国に104ある日本遺産それぞれの「物語(ストーリー)」を国内外に訴求するための「クロスメディアを活用した日本遺産の魅力発信事業」において、動画の制作や発信などの取り組みを実施。その取り組みの一環として、伊沢拓司氏をメインビジュアルに起用した本企画をスタートさせた。

記念すべき初日は「近世日本の教育遺産群ー学ぶ心・礼節の本源ー」を取り上げた。

伊沢氏は、自身のSNSで日本遺産に関する特別動画を投稿するほか、「まいにち日本遺産」のスタートに先駆け、北海道から九州まで全国8エリアの主要駅で10月21日から順次展開したOOHにも登場している。

イメージ OOH 全国8カ所に掲出したOOHにも伊沢氏を起用

イメージ OOH 全国8カ所に掲出したOOHにも伊沢氏を起用

日本遺産は日本全国にあるため、伊沢氏を起用したOOHの掲出場所は北海道から九州まで8エリアを網羅。掲載期間は「まいにち日本遺産」の動画投稿開始に合わせた。

文化庁によると、これまで日本遺産に関する課題として挙げられていたのは、知名度の低さ。世界遺産と比べ国内外での知名度が低く、その価値が十分に浸透していない現状があったという。

本事業を通じて、依然十分とは言えない「日本遺産」の知名度の改善を図り、国内外の多くの人々において、日本遺産に対する興味・関心を促し、さらに向上することを目指している。

文化庁の担当者は、日本遺産をより多くの方に知ってもらい、実際に現地に足を運んで(追体験して)もらうことが本企画の目的だと説明する。

「スマートフォンで気軽に視聴でき、若い世代をはじめ幅広い世代に親しみのある縦型ショート動画を毎日発信していくことで、日本遺産の物語の視聴を“習慣“にしてもらい、短いストーリーの中から、日本遺産に行くとどんな体験ができるのかを“追体験”し、それぞれの“発見”を楽しんでもらうことを目指している」。

日本遺産に認定されているのは、日本の文化・伝統を語るストーリー。博学な伊沢氏のイメージと非常に相性がよく、本企画を通して「日本遺産」をより幅広い世代の方々にPRできることを期待しているという。

今後、伊沢氏をはじめとする著名人・インフルエンサーとコラボレーションし、動画投稿を行っていくほか、国外向けのプロモーション動画も制作し、国内外に向けて日本遺産の魅力を訴求していく。

スタッフリスト

企画制作 キヤノンマーケティングジャパン、BitStar
企画 田中彩
AD 神田大紀、鳴海寿理亜
D 鳴海寿理亜
Pr 清水俊一
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PM 西本奈生
プロジェクトマネージャー 田中彩
撮影 樫井勇弥
AE 日野良祐
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