角川文化振興財団は11月6日、埼玉・所沢にある「角川武蔵野ミュージアム」の新館長にジャーナリストの池上彰氏が就任したと発表した。
同ミュージアムは2020年11月6日にオープン。松岡正剛氏が初代館長を務めていたが、2024年8月に逝去していた。その後任として池上氏が11月1日付で新館長に就任した。「知の巨人」として知られた松岡氏の意志を受け継ぐ。
角川武蔵野ミュージアムは地上5階建て(約40m)、総床面積は約1万2000平米。建築デザイン監修は隈研吾氏、アート部門ディレクターは神野真吾氏が務めている。
©角川武蔵野ミュージアム
中でも4階「エディットタウン」には、松岡氏がセレクトしたという約2万5000冊の本が並ぶ空間がある。約8メートルの高さに本がぎっしりと並べられた巨大本棚の空間「本棚劇場」も知られており、プロジェクションマッピングなどの演出も。2020年末の『NHK紅白歌合戦』では、「YOASOBI」のパフォーマンスの舞台にもなった。