SNSアカウント運用支援の成長は鈍化 インハウス化も進む
サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ。
複数のSNSが台頭し、消費者とのコミュニケーションチャネルが複層化するなかで、SNSの戦略的な活用は不可欠。引き続き、広告主によるSNSの戦略設計に対して根強いニーズがあり、キャンペーンプランニング・コンサルティングの需要は、ソーシャルメディアマーケティング市場全体の水準に沿った成長が予想される。
またSNSアカウント運用支援は広告主による新規参入が一巡し、SNS普及期にみられた水準の成長期を過ぎているものの、現状の水準を上回る需要が今後も継続すると予想。一方で、支援事業者への依頼をする広告主と、インハウス化を進める広告主との二極化が進み、成長が穏やかになりつつあるという。
分析ツールにおいては、大手SNSプラットフォームによるAPI接続の有料化により、一部でサービス撤退や提供価格の高騰化などもみられた。
これら全体として、SNSアカウント運用支援/キャンペーンプランニング・コンサルティング/分析ツール向け需要は、2024年に451億円、前年比110%と好調に推移する見込み。2029年には2024年対比で約1.5倍の690億円に達すると予測している。