カシオ計算機がパーパス発表 2000以上の従業員の声をもとに策定

カシオ計算機は11月5日、新たにパーパスとそれを実行するための価値観・信条となるバリューズの策定を発表した。

【パーパス】
驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。
Through the power to put wonder at hand, bring new levels of joy to lives one by one.

【バリューズ】
人の探求こそ、原点
Imagination with empathy.

独自の発想にこだわる
Creativity through unique thinking.

変革を楽しむ
Change with joy.

力を合わせ、実現する
Collaboration for realization.

いかなる時も社会への貢献心を貫く
Contribution to society as our stance.

新しいパーパスとバリューズは、11月5日にカシオ計算機が発行した統合報告書にて発表された。

同社は、市場が急激に変化する時代においても経営理念である「創造 貢献」を実現し続けていくためには、自分たちの確固たる存在理由を定めることが重要との考えから、パーパスの策定に至った。

今回のパーパス策定においては、トップダウンではなく従業員のボトムアップで行うことを念頭にプロジェクトを実施。約1年間にわたりワークショップやアンケートにより、国内外の従業員の声を集めた。

オンラインで実施した従業員へのアンケート調査では、「企業の強み」「社会から期待されていると考えること」などの設問を用意。この調査やリアルで実施したワークショップを通して、「驚きのあるものを届けたい」「親しみやすい存在でありたい」といった従業員が企業や業務に対して抱いている思いや、「独自性がある」「ユニーク」「品質にこだわっている」などの従業員が考える同社の強みが集まったという。これらの声をもとに、新たなパーパスとバリューズは誕生した。

アンケートは強制ではなく、希望者のみが回答する形式をとったが、約1900人もの従業員が回答したことから、日頃から従業員が企業に対する熱い思いや考えを持っていることを再確認する機会にもなった。アンケートとリアルで実施したワークショップなどをあわせると、2000名以上の従業員の声が集まったという。

同社では今後も社内でのワークショップなどを継続的に行い、策定したパーパスやバリューズの従業員への浸透を目指していく。

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