メガネ・サングラスの製造販売を手掛けるオンデーズは、俳優の松田龍平を起用した新しいテレビCMシリーズ【いい顔になろう。】の「証明写真」篇、「結婚式」篇、「お買い物」篇を11月7日から公開した。
また、公開に伴い同社は同日11月7日にメディアを対象にした「OWNDAYS事業戦略・新CM発表会」を実施。発表会には松田龍平も登場した。
「OWNDAYS事業戦略・新CM発表会」に登壇したオンデーズの海山丈司社長と松田龍平。
「証明写真」篇(30秒)
海山丈司社長が話す、オンデーズの事業戦略
発表会では、まずオンデーズ 代表取締役社長の海山丈司氏が登壇し、OWNDAYSの事業戦略に関するプレゼンテーションを実施。
日本、シンガポール、台湾、東南アジア、オセアニア、中東インドなど、約13カ国で約600店舗の眼鏡店を展開するOWNDAYS。同社は7月にリブランディングを開始し、ブランドロゴやタグラインのアップデートを実施。
リブランディングの目的について海山氏は、「『ファストファッション』と『総合眼鏡店』に二分される眼鏡カテゴリーにおいて、当社はファストファッションの分類からの脱却を目指しています。客単価やプロダクトの幅を広げ、より多くのお客さまの希望に対応できるよう事業の形態を変化させていきたいと考えています」と話す。
事業戦略に関するプレゼンテーションを行う海山社長。
また、同社は11月1日から全国のOWNDAYS店舗にて、従来は6000円で提供していた遠近両用レンズの追加料金を、0円に価格改定した。
遠近両用メガネは、30代後半から40代半ばのうちに遠近両用メガネをつくり始めると、まだ度数の軽いレンズで対応できるケースが多いため、視界に慣れやすく、よりスムーズに日常生活にとり入れることが可能なため、同社では早期使用を推奨しているという。
しかし、同社が2024年10⽉に20~69歳の男女600名を対象に実施した調査によると、40代の約7割が「自分は老眼かもしれないと思ったことがある」と回答した一方で、40代の遠近両用メガネの保有率はわずか約18%に留まっていることが判明。この要因としては「高価であるから」「使いにくそうだから」「年齢的にあわない・まだ自分には早いと感じるから」などの声が挙げられ、「遠近両用メガネ=自分のメガネ」といった自分ゴト化がされていないことが分かった。
これらの調査結果も踏まえて同社では、遠近両用レンズの追加料金を0円として購入ハードルを下げることで、これまでより幅広い層が遠近両用メガネを検討する後押しをしたいと考えたという。
「当社では世界で年間約4000万枚のレンズを販売している『①グローバルサプライチェーンの力』、社内にいる約100名弱のエンジニアによる『②DXの推進力』、国内外のグループ内にいる数千人の国家資格者の知見を活かした『③高い接客力』、この3つを掛け合わせることで、従来や6000円であった遠近両用レンズの価格を0円にしても品質の高いレンズを提供できる体制となっています」と海山氏は同社の強みについて話した。
同社の店舗では、視力測定専門のスタッフと店舗を専用回線で繋ぎ、リモートで視力測定を行うことができる独自のサービス「リモート視力測定」を導入している。
CMシリーズ【いい顔になろう。】撮影エピソード
海山氏による事業戦略の説明ののち、発表会では新CMシリーズ【いい顔になろう。】を公開。松田龍平も登壇した。
「証明写真」篇、「結婚式」篇、「お買い物」篇では、自分に合うメガネと出会い、“いい顔”に変化することで自信に繋がったり、自分をワクワクさせたりと毎日がポジティブに変わっていく様子を表現している。
また、7月に発表したリブランディングのコンセプト「OWN ‘your’ DAYS」をテーマに、「ただ見えるだけではなくその先のお客さまの生活に寄り添い、それぞれの日々を豊かにしていきたい」という思いも込められているという。
「証明写真」編では、証明写真を撮るも、いまいち写真に納得できていなかった松田が、OWNDAYSのメガネを着用することで自信をもった表情になり、思わず喜びが声に出てしまう姿を描いている。
「結婚式」篇では席次表のプロフィールがボヤけてみづらいため、遠近両用メガネをかけることで、手元だけでなく、少し遠くの高砂まで両方見えるようになり嬉しくなるシーン。「お買い物」篇では、実際のOWNDAYS店舗で「OWNDAYS|AIR」を手に取り、あまりの軽さに思わず驚いてワクワクしてしまう場面を描く。
「結婚式」篇(30秒)
「お買い物」篇(30秒)
CMの撮影時について聞かれた松田は、「こんかいの3つのCMはどれも『いい顔になろう。』というフレーズで締めくくりますが、OWNDAYSの眼鏡をかけることで、雰囲気が変わり、スイッチが切り替わって見える景色が変わるような感じがしました」と答えた。
3つのテーマにあわせた眼鏡を松田龍平が選択
トークセッションでは、「仕事モードで自分のスイッチを入れたいとき」「クリスマスシーズンのおでかけ」「年末年始におうちでゆっくりする時間」という3つのシチュエーションにあわせて、ステージ上に置かれた120種のOWNDAYSの商品から、松田がシチュエーションにあうと思う眼鏡やサングラスを選ぶというプログラムも実施した。
シチュエーションにあわせた眼鏡を選ぶ松田龍平。
また、CMのテーマにちなんだ「いい顔だと思う人はどんな人か?」という質問に対して松田は「今回のCMのお話を最初にうかがった時は『いい顔できるかな?』と意識しすぎちゃったんですが、“いい顔”って何かな?と考えると、まっすぐに、余計な雑念なく何かに対して一生懸命やっている時がいい顔になるのではないかなと感じました」とコメント。発表会の最後には「OWNDAYSの眼鏡をかけて、“いい顔”になって、最高の自分を引き出すきっかけにしてください」と話した。