夜マックの体験価値をメッセージ、櫻坂46・谷口愛季さん出演のWeb動画「夜の坂道」

日本マクドナルドは、11月1日にWeb動画「夜の坂道」をXとTikTokで公開した。

実データ グラフィック Web動画「夜の坂道」サムネイル

ボカロ曲として知られる「ハロ/ハワユ」が流れる中、夜景のきれいな坂道の上でポテトとナゲットを食べる二人の女子高校生。特別な会話もなく、静かに時間が過ぎていく。美しい夜景に浮かびあがるのは、「一日がずーっと明るかったら、生きてるの、もっとタイヘンだったかもね。」というコピーだ。

「夕方5時からポテナゲがおトクになるという情報の伝達に加えて、夜のマクドナルドの体験価値が上がるようなアプローチができないかとご相談いただきました」と、企画を手がけた花田礼氏。

制作時に意識したのは、「伝えたいことを拡散させつつ、時間が経っても心に残るもの」であることだ。
「まず、コピーライターの照井晶博さんが『一日がずーっと明るかったら、生きてるの、もっとタイヘンだったかもね。』というコピーを書いてくださり、これは夜マックにピッタリだと思いました。日が沈んだ後に誰かとポテトを食べながら話すみたいな、そんな時間って必要だよなと。
次に、CD佐々木宏さんが『坂道の景色、なんか良いからこれで企画を作ろう』とおっしゃったので『なんだそれは…?』と思いつつ、後輩の取越和貴くんが『坂の上で2人が同じ方向を向くと後ろ姿のマフラーがゴールデンアーチ(マクドナルドのロゴマーク)になる』というアイデアを出してくれて、それは良いと思い、会話と音楽とコピーを入れたVコンを作って形にしました。佐々木さんのディレクションがこのようなアウトプットになるとは思いませんでした」

写真 CM カット Web動画「夜の坂道」

音楽は「ハロ/ハワユ」という14年前に話題になったボカロ曲をアレンジして使用している。
「この曲は『朝日が昇る絶望感』みたいなものに寄り添ったとても優しい歌なのですが、そんなテーマが逆説的に今回のコピーにハマっていると思いました」

女子高校生の一人を演じたのは、櫻坂46の谷口愛季さんだ。
「この役は結構難しくて、表情や間の取り方やセリフのニュアンスなど、それぞれの繊細なところでCM自体が良くも悪くもなると思ったので、以前一度別件でご一緒した時にそのあたりのセンスが素晴らしかった谷口さんに依頼しました。大正解だったと思います」

役の設定や前後の会話や出来事の構想は、松岡芳佳監督が考えてくれたという。「こうした構想で、2人の出演者の演技を引き出してくれました。」(花田氏)

公開後、TikTokでは616万を超える視聴回数に。コメント欄には、「坂道つながり」で谷口さんのファンや「ハロ/ハワユ」に反応した人たちの声が数多く寄せられている。

スタッフリスト

企画制作 連、電通、ギークピクチュアズ
CD 佐々木宏
企画 花田礼、取越和貴
C 照井晶博
Pr 谷村直泰
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PM 河上妃呂
演出 松岡芳佳
撮影 花房遼
照明 岩渕隆斗
美術 喜多武実
HM 田村直子
ST 市野沢祐大
CAS 舛屋樹里、古賀正子
ポストプロダクション オムニバス・ジャパン
編集 戸野部美奈(オフライン)、詫間浩太(オンライン)
サウンド 成田明人
音楽制作 メロディー・パンチ
音楽Pr 丸橋光太郎
AE 辻崎英介、清野絢
楽曲 ハロ/ハワユ
作詞・作曲 ナノウ
ミキシングエンジニア 佐久間雄士
出演 谷口愛季(櫻坂46)、庵原涼香

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