アパレルなどで実寸表示を求める声が多かった。ソフトウェア開発においては同社のテレビ「ブラビア」事業での知見や技術も流用
利用企業からは、技術的先進性をPRできることや、廃棄物の発生しない3Dモデルの使用で環境配慮をアピールできる点などが評価されている。
実物と同じサイズでの表示を求める声も多かったため、今回のSDKによって複数のSRDを組み合わせることが可能になった。「縦型」「横型」「グリッド型」など様々な組み合わせで、用途に応じた多様な表現ができる。連結によるサイズアップの視覚効果は大きく、体験者から「想像していたのと全然違う」といった反応が寄せられ、体験希望や追加購入の発注も増えている。
今後は使いやすさを強化する方針で、「Unity」などの専用ソフトがなくても、無償提供のビューワーソフトだけで多くのコンテンツを制作できるようにする。コンテンツ制作から什器まで、充実したサポート体制も用意する。
同社担当者は「ソニーとしてXR事業は成長領域の大きな柱ととらえており、様々な場面で露出を増やし、機能拡張も行っていく」と意気込みを語った。