経産省の「イマーシブコンテンツ」 疑似家族の体験で介護への意識高める

写真 店舗・商業施設 謎解き体験「ただいまタイムループ」

家族の本音を学べる「家族ウソ辞典」なども展示

ヘルスケア産業課長の橋本泰輔氏は「親が最後に行うことに対して『なぜ今こんな話をしなければいけないのか』と抵抗を感じることが多い。家族の将来を考えて話し合うことの大切さを理解してもらえれば」と同施策の意義を強調。「若い世代ほど介護は遠い問題だと感じがちだが、いつ誰に起こるか分からない課題。 若いうちからでも意識を持ってもらうことが大事だ」と話した。

会場には様々な展示コンテンツも用意。「家族ウソ辞典」では家族との会話に潜むうそと本音を紹介しており、例えば「無理して帰らんでいいよ。」と記されたパネルの裏側には、「本当は帰ってきてほしいよ。」という本音が紹介されている。ほか、家族と介護の話をする練習ができる「家族会話練習場」、家族に関する30の質問に回答する「家族検定」を展開している。

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