日産の「アドベンチャーツーリズム」戦略 ゲーム要素で車の体験価値を高める

写真 13日の発表会では山口もえやバイきんぐの西村瑞樹がゲスト参加した

13日の発表会では山口もえやバイきんぐの西村瑞樹がゲスト参加した

JATOは2019年に設立され、アメリカやヨーロッパで急成長しているATを日本に普及させるために活動している。これまでは主に訪日外国人を対象にしてきたが、今回初めて国内向けの家族向けATの企画に挑戦することとなった。協議会の実施施策のうち、家族向けにATのアクティビティを選定・紹介する点において日本初の取り組みとなる。

日産の「セレナ」は初代が発売された1991年以来、家族向けのミニバンをコンセプトとしており、現在は6代目。高い静粛性や運転支援技術のほか、車内の匂いなども含めて車酔いしにくい工夫も施しており、家族での長距離ドライブに適した仕様にこだわっている。

少子高齢化が進む中、今後も家族向けに訴求していく上で、チーフマーケティングマネージャーの村田直哉氏は「車の機能を使って可能な体験価値の訴求」が重要だと強調。同施策のような体験型コンテンツなどを通じて「楽しさを提供する車であり続けたい」と意気込みを語った。

14日に発売した「e-4ORCE」搭載セレナは雪道でも安全に走行できるため、今回の施策と合わせ、これから本格化する冬向けアクティビティでの活用を期待している。村田氏は「様々なところに家族で出かけ、子どもの成長を感じながら、最高の思い出を作ってほしい」と話した。

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